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» 2016年03月01日 11時30分 UPDATE

俺の中ではガジェット:他を凌駕する“発熱性能”――ドイツ製タブレットの最前線「fashy」徹底レビュー

ドイツ製タブレット「fashy」の一番のウリは温かさだ。筆者手持ちのSurface Pro 2と比較しながらその性能を解明してみた。

[斎藤充博,ITmedia]

 タブレット型PCは多様な製品が販売され、既に差別化の時代に入っている。そんな中、ドイツのメーカー・ファシーが製造する「fashy」(ファシー)はこれまでになかった全く新しいタブレット型デバイスだ。

ts_fashy01.jpg 鮮やかな発色のボディー

連載「俺の中ではガジェット」とは

斎藤充博

指圧師兼ライターの筆者が、身の回りのあらゆるものを「これはガジェットである」「ガジェットに違いない」という確固たる信念のもとにレビューしていく。「なんとなくITmediaっぽい記事」を追求した結果、こうなった。(そしてなぜか担当編集からOKが出た)


お湯を入れて使うタブレット型デバイス

 fashyの最大の特徴は、デバイスの中が完全な空洞になっていることにある。ここに温かいお湯を入れた使用が想定されているのだ。本体サイズは320(幅)×190(奥行き)×50(高さ)ミリ、重量は330グラム。OSはインストールされていないが、お湯を注ぐ(OS)ことで本体の全ての機能が使えるようになる。

ts_fashy02.jpg OSによって真価を発揮する

 昨今の高解像度タブレットの潮流に逆行するかのように、液晶画面は非搭載。通信機能は備えておらず、無線LAN、LTE、Bluetooth、NFCは機能しない。このため従来のタブレットの問題点であったバッテリー消費量が格段に抑えられている。ただし、そもそもバッテリーは搭載されていない。

 スピーカーも搭載されていないが、お湯を入れた状態で本体を動かすと「チャポン……チャポン……」と内部からリアルなサウンドが響いてくる。

ts_fashy03.jpg USB

 外部とのコネクトは上から注ぐ部分(USB)を介して行われる。上から注ぐ部分(USB)には初心者にも締めやすいキャップがついており、セキュリティは堅牢に保たれるのでビジネス用途にもマッチするはずだ。内部の情報(お湯)が外に漏れる心配はまずないと考えていいだろう。もちろん防水・防塵機能にも優れている。

Surface Pro 2と比較

 市場でfashyと競合することになると思われる、Surface Pro 2(筆者の私物)と比較してみた。

ts_fashy04.jpg (左)fashy(右)Surface Pro 2
製品名 fashy Surface Pro 2
本体サイズ 320×190×50ミリ 275×173×13.5ミリ
コア H2O Core i5
ストレージ 1500ml 128GB
サウンド チャポチャポ音がする Dolby サウンド搭載ステレオ スピーカー
駆動時間 ひと晩くらいは温かい アイドル状態で7〜15日
温度 長時間使用で徐々に低下 長時間使用で発熱

 fashyのウリである「温かさ」については本稿に特筆しておきたい。Surface Pro 2もかなり温かくはなる。しかし、さまざまなアプリを同時に起動させ、1時間以上は使用しないと、発熱性能を発揮できないのだ。対してfashyはお湯を入れるとすぐに温かくなる。この点は強いアドバンテージといえるだろう。

クラウド機能搭載、サクサク動く

 fashyのもう1つの大きな特徴は、本体がフレキシブルな素材で作られていること。このため従来の湯たんぽにはなかった(湯たんぽって言っちゃった)使用シーンが創出された。

ts_fashy05.jpg 腰の下にも敷ける

 長時間のデスクワーク後の腰痛対策などにおすすめだ。腰に当てて寝転ぶと、とても気持ちが良い。まさに雲の上にもいるような心地になるだろう。クラウド機能である。

ts_fashy06.jpg クラウドサービスを利用中

 首や肩に当てるのもいい。自分の体の動作がモッサリと重くなってきたときに使用してみたところ、肩が明らかにサクサクと軽く動くようになった。

 実売価格は3000〜3500円程度とコストパフォーマンスにも優れており、既にタブレットPCを所有しているユーザーの2台目向けとしてもおすすめできる。そもそもタブレットっぽい形をしているがタブレットPCではないので、全く違う用途として活用できる製品である。

担当編集から

 初回から飛ばし過ぎている気も、してはいます。(編集S)

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