連載
» 2016年04月05日 06時00分 UPDATE

街中ロストガジェット:昭和の時の中で 空き缶を食べ続ける「くうかん鳥」 (1/2)

かつてよく見かけた空き缶回収器。今も残される一羽は、昭和の時と空間の中にいた。

[赤祖父,ITmedia]

 かつて観光地やテーマパークなどでよく見かけたこのガジェット、見覚えのある方も多いのではないだろうか。

ts_kukancho01.jpg

 「ぼく くうかん鳥」である。見たことがない方に向けて説明すると、くうかん鳥は“缶”を“食う”ことからそう命名されていると思われ、実際その通り缶を食べる機械鳥である。あとはルックス的にもおそらく「九官鳥」の語感にかけていると推察できる。

連載「街中ロストガジェット」とは

街を歩いていると、時代に取り残されたような、人々から忘れ去られたようなガジェットを見かけることがある。そんな「街中ロストガジェット」のある風景を訪ねていく。

ライター:赤祖父

akasofu_profile.jpg

1980年生まれ。情報サイト「ハイエナズクラブ」編集等をはじめ趣味でネットに色々書いている。本職はシステムエンジニア。「迷ったら買ってみる」が信条の新しもの好きだが、街歩きやレトロなものも好きで、その集大成が本連載のテーマとなっている。


昭和の時の中で

ts_kukancho02.jpg

 この貴重なくうかん鳥の設置を確認したのは、東京都葛飾区柴又にある「寅さん記念館」の休憩所。

ts_kukancho03.jpg

 この休憩所の自動販売機コーナーに……

ts_kukancho04.jpg

 人目に付かぬようになのか、ひっそりと隠れるように設置されていた。

ts_kukancho05.jpg

 缶の投入口が中央にある。昔のくうかん鳥は、何らかのチケットやお金をくれる仕掛けになっていた記憶があるが、今回見たものにはそうしたキャッシュバック的要素は見当たらない。

ts_kukancho06.jpg

 試しにジュースを飲んで、投入してみる。

ts_kukancho07.jpg

 機械音声でお礼の一言があり、本体左上に表示された数字がカウントアップされた。それ以上は特に何もなかった。筆者は昔、缶を入れると5円がもらえるくうかん鳥を見つけたことがあって、たくさん回収に協力したような記憶がある。

       1|2 次のページへ

Copyright© 2017 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

この記事が気に入ったら
ITmedia PC USER に「いいね!」しよう