先週の新製品で最も目立っていたのは、ASRockのZ170マザー「Z170M OC Formula」だ。ベースクロックレベルでのクロックアップが可能な外部チップ「Hyper BCLK Engine」などを搭載したオーバークロッカー向けのマザーで、価格は税込み3万円弱。
型番からは、2015年8月に登場した「Z170 OC Formula」(税込み4万5000円弱)のmicro ATX版という位置づけが見えてくるが、“ATX版”より2層多い10層基板を採用し、液体窒素冷却時のバグを防ぐ「CPU Cold Bug Killer」技術を導入するなど、独自の強化ポイントが複数ある。
入荷したオリオスペックも「micro ATXサイズだからこそ回路に無駄がなく、ギリギリのOCにチャレンジできます。メモリスロットも(4本よりもエラー機会が少ない)2本で、OC向けに振り切っているので、極冷で本気でハイスコアを目指す人が満足する仕様だと思いますよ」と高く評価している。
ただし、注目度に比べて出荷量が少ないため、まもなく入手困難になるとみるショップが多かった。某ショップは「ニッチながら確実に売れるので初回は入荷しましたが、代理店側のストックも薄いようで、再入荷は難しいと思います。欲しい人は即買いすべきマザーといえますね」と断言していた。
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