PC USER Pro

増大するパスワードを覚えるためだけの小型デバイス キングジムから

» 2016年06月21日 20時00分 公開
[ITmedia]
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 キングジムは6月21日、最大200件までのIDとパスワードを記録して管理できる小型デバイス「ミルパス W20」を発表した。2016年7月8日に発売する。価格は6000円(税別)だ。初年度販売目標数量は5000台。

W20 キングジム「ミルパス W20」

 ネットサービスの普及などに伴い、個人で使い分けなければならないIDやパスワードの数が増加していることを背景に、それらを専用端末で一元管理することを目的とした小型デバイス。同社は「パスワードマネージャー」と呼称している。

 2012年10月に発売された従来機に比べて、タッチパネル式の液晶ディスプレイが約1.5倍に拡大し、専用タッチペンも大型化したことで、視認性と操作性が向上したという。

 機能面は従来機同様、本体の起動時に必要なマスターパスワード1つで、最大200件のIDとパスワードを記録して閲覧できる。マスターパスワードの誤入力が続くと本体内のデータを自動消去する機能や、セキュリティの高いランダムなパスワードを自動生成する機能も持つ。

 公式サイトから無料でダウンロード可能なPC用ソフトウェアを利用すれば、PCによる登録データのバックアップやアカウントの編集も可能だ。また、従来機よりPC接続時の通信速度が向上している。対応OSはWindows 7/8/8.1/10(32bit/64bit)、macOS(OS X)は非対応。

 ディスプレイは3.0型の反射型FSTNモノクロ液晶、タッチパネルは抵抗膜式を採用。PCとはMicro USBで接続する。バッテリーはリチウムコイン電池のCR2032を2個使い、1日3分の利用で約8カ月動作するという。本体サイズは84(幅)×68(奥行き)×11(高さ)mm、重量は約57gだ。

W20 ボディーの各部名称

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