ハイエンドグラフィックスカードの新製品は先週も多かった。なかでも目立っていたのは、GIGABYTEのGeForce GTX 1080カード「GV-N1080XTREME W-8GD」だ。12cmファン1基タイプのラジエーターを採用した完成体の水冷タイプで、税込み価格は10万8000円前後となる。ドスパラ パーツ館は「水冷タイプでも空冷の高級タイプと同程度の価格帯。そのうえギガバイトということで、コスパの高さでも注目されています」と評価していた。
GTX 1070搭載で初回から好調に売れているのは、ASUSTeKの「ROG STRIX GTX1070-O8G-GAMING」だ。税込み価格は7万円強。TSUKUMO eX.は「7月頭に出たGTX 1080搭載のSTRIXも飛ぶように売れましたが、こちらも初回入荷分はすぐになくなるんじゃないかと思います。STRIXを待っている人は確実にいますからね」と話す。
一方のRadeon陣営も、先週登場したRX 480搭載カードの好調ぶりは継続している様子。某ショップは「初回から潤沢だったこともあって、早めに勢いが落ち着いた感はありますが、それでもこれまでのRadeonとしてはかなり好調です。GTX 1060登場のウサワもそこまで向かい風にはなっていないと思います」と語る。
先々週末にはHBMメモリを搭載したGPU「Fiji」を2基搭載したウルトラハイエンドカード「Radeon Pro DUO」も税込み21万円強で登場しており、Radeonの層も厚くなっている。
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