1月初旬からIntel 200シリーズを搭載したマザーボードが続々と売り出されているが、先週特に目立っていたのはオーバークロック機能が充実したゲーミングモデルだ。
GIGABYTEからは、着脱式オペアンプやThunderbolt 3、U.2などの付加機能をふんだんに盛り込んだZ270モデル「GA-Z270X-Gaming 9」(税込み7万7000円強)や、H270でゲーミング仕様の「GA-H270-Gaming 3」(同1万8000円前後)が登場。そのほか、ASRockもH270ゲーミングモデル「Fatal1ty H270 Performance」(同1万9000円強)が投入している。
いずれも注目度が高く、値ごろなH270ゲーミングマザーはヒットを期待する声が多かった。ドスパラパーツ館は「従来からコスパに優れたH系のゲーミングマザーは定番ですから。各社とも機能や品質を充実させてきていますしね」と語る。
期待の土台には新世代Core iシリーズで高まっているオーバークロック人気もあるらしい。別のショップは「Kaby LakeはSkylakeのマイナーアップデートに近いという声もありますが、オーバークロック耐性はかなり高いみたいで、『遊べるCPU』とすでに評判になっていますよ」と教えてくれた。
実際、オーバークロック向けのZ170マザーの人気も高まっている。TSUKUMO eX.は「旧世代でOC向けに定評のある『Z170M OC Formula』は、放出特価(取材時税込み2万5898円)になっているのと後継が出ていないのが重なって好調に売れています。新CPUと底値で評価の定まっているOCマザーでチューニングを楽しむのもありでしょう」と話していた。
こうなると新世代のOC特化マザーの登場も待たれるが、それ以上に発売時期の問い合わせが多いのは、Core i3で初のKつきモデルとなる「Core i3-7350K」だ。先週は登場が遅れたもう1つのCPU「Pentium G4600」が同1万1000円前後で店頭に並んだこともあり、期待値が増している様子。某ショップは「代理店から入荷の話はまだ聞こえてきませんが、早ければ1月下旬という状況に変化はないようです」という。
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