お盆シーズンは普段秋葉原に足を運ばない人の来客も増えるため、自作街のショップでは一時的にトレンドが大きく変わることがよくあるという。今年、その典型例と目されているのがRadeon RX 580/570搭載グラフィックスカードだ。
両カードは5月からのマイニングブームで人気に火がつき、2カ月近くアキバ全体で枯渇状態が続いていた。最近はようやく「普通の品薄程度程度」(TSUKUMO eX.)となっていたが、お盆シーズンに再び枯渇に戻る気配があるという。
パソコンSHOPアークは「ブームが落ち着いたといっても、ライザーカードやキロワック級の電源ユニットはまだ売れていますからね。これまで地理的流通的に買えないと諦めていた人が手を出す動きは出てくると思います」と語る。パソコン工房 秋葉原BUYMORE店も「お盆直前は一時的に在庫が確保できましたけど、またすぐ空になるとみています」と同調する。
ただ、勢いがピーク時に近くなるのはほんの数日との見方も大きい。某ショップは「お盆シーズンと一緒に過ぎ去って、いつものペースに戻ると思います。ただ、今後登場する『Radeon RX Vega 64』のほうがレート的に優れているみたいなので、GPU人気はそっちに持っていかれるんじゃないかと思いますよ」と予想していた。
いずれにしろ、お盆にマイニング環境を揃えるなら早めに調達するのが得策のようだ。
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