既報の通り、ドスパラ秋葉原本館と別館(旧パーツ館)が21日にリニューアルオープンし、秋葉原のドスパラ系列店の再編が完了した。
ドスパラ秋葉原本店はデジノスブランドのBTO PCや液晶モニターのコーナーを1階に維持しつつ、2階にPCパーツコーナーを配置。5階はVRパラダイスのブースを1点に集約し、中古PCや中古パーツ、中古PCと新品パーツを組み合わせたリノベーションPCなどの売り場を増やしている。旧パーツ館の秋葉原別館は、上海問屋売り場を1階に持ってきて、2階は中古買い取りやサポート受付に変更し、3階は店舗業務を行わないように切り替えている。そのほか、ゲーミングBTO PCを扱う「ガレリアラウンジ」は従来のままだ。
秋葉原本館でPCパーツを扱うのは、T-ZONE.PC DIY SHOPの建物にドスパラ パーツ館がオープンした2011年3月以来のことになる。6年半ぶりだ。
同店の広報スタッフは今回の再編の狙いをこう語る。「導線を見直して効率化しました。上海問屋売り場は秋葉原本館の2階とパーツ館の3階にありましたが、取り扱うアイテムからしてふらっと立ち寄れる1階にあったほうがいいだろうということで、別館1階に持ってきました。PCパーツは1フロアでじっくり比較できたほうがよいので、本館2階に移動しています。グラフィックスカードやマザーボードの実機をたくさん展示しているので、質感を含めて比較できると思います」。
アキバ全体の導線としては、PCパーツ売り場が本館に移ったことで何らかの影響がありそうだ。近隣のPCパーツショップは「ドスパラ秋葉原本館のあるブロックは、T-ZONE.やクレバリーなど、かつてPCパーツショップが密集していました。そのころの引力とまでは行かなくても、“パーツ通り”と呼べるような活気が戻ってきたら良いですよね」と話していた。
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