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» 2017年11月30日 06時00分 公開

山口真弘のスマートスピーカー暮らし:Google Homeで家電をコントロールできる「Nature Remo」を試す (1/2)

スマートスピーカーやその関連デバイスについて、試行錯誤を繰り返しつつ、機能をバリバリ使えるようになる(予定)までの過程を、時系列でお届けする本連載。今回はGoogle Homeで家電製品をコントロールできるスマートリモコン「Nature Remo」を紹介する。

[山口真弘,ITmedia]

 スマートスピーカーから家電を操作するためには、「Philips Hue」のようなスマート家電と組み合わせる方法の他、「スマートハブ」などと呼ばれる製品を介して、既存の家電をリモコンで操作する方法の2通りがある。

 前者は設定が容易だが機器の買い替えが必要になり、後者は既存の家電が使えるが設定がやや面倒という、一長一短の特徴がある。

 今回は後者、既存の家電をコントロールできるマルチリモコン機能を備えたスマートハブ「Nature Remo」を入手したので、その使い方を紹介しよう。

Nature Remo 「Nature Remo」。ボディーは手のひらサイズ
Nature Remo 本体(右)を、前回紹介したスマート電球「Philips Hue」の本体(左)、ブリッジ(中)と並べたところ

エアコンやテレビ、照明などをGoogle Homeから操作できる

 Nature JapanのNature Remoは、エアコンやテレビ、照明など家電製品の赤外線リモコンの信号をエミュレートし、スマホから操作できるようにする製品だ。一般にはスマートリモコンとか、スマートハブと呼ばれる製品である。価格は1万3000円(税別)。

 もともとはクラウドファンディング発の製品で、今は市販されているものの、依然として品薄の状況が続いている。

 Nature RemoはAmazon Echoと組み合わせても使えるが(Alexaスキルも対応が予定されている模様)、同種のスマートリモコンの選択肢が豊富にあるAmazon Echoに対して、Google Homeは現状この製品ほぼ一択であるため、Google Homeのユーザーからより注目されている。

Nature Remo パッケージ。本稿では取り上げないが、スマートフォンの位置情報と連動して、自宅から離れるとエアコンを自動的にオフにするなどの機能も備える
Nature Remo 本体一式の他、日本語のスタートアップガイドも付属する
Nature Remo CD-Rとのサイズ比較。かなりコンパクトだ
Nature Remo 「Google Home Mini」との比較。厚みはそれほどない
Nature Remo USB給電で駆動する。スチール面取付用のマグネットが裏面にあるが、磁力はそれほど強くなく、固定するのであれば付属の両面テープを使ったほうがよい

赤外線リモコンで動作するさまざまな機器を操作可能

 Nature Remoの利用にあたっては、まずスマートフォンに専用アプリをインストールし、ネットワークまわりの設定を経て、各家電(のリモコンの信号)を登録し、スマホからコントロールできるようにする。これがまず第1段階だ。

 その後の第2段階として、Google Homeから音声コマンドで操作できるよう設定するのだが、まとめて紹介するとステップ数が非常に多いため、今回はまず第1段階、スマホを用いてコントロールが可能になるところまでを紹介する。

 というわけで、まずはNature Remo自体をWi-Fiに接続する手順。全体的な流れは一般的なネットワーク機器のそれと同じなのだが、設置場所の名前を付けるなどの作業が含まれるため、強いて挙げればスマートスピーカーの設置手順によく似ている。

Nature RemoNature Remo まずはスマホでメール認証などによってアカウントの登録を行う(画像=左)。本体にケーブルを装着し、電源を入れる(画像=右)
Nature Remo スマホのWi-Fi設定を変更し、Nature Remoに接続してログイン
Nature Remo 指示に従って本体中央をタッチし、自宅のWi-Fi設定情報をNature Remoに書き込む
Nature Remo Wi-Fiへの接続が完了。この後、設置場所を識別するための名前を付ける

 続いて、家電を登録する作業を行う。家電製品のリモコンをNature Remoに向けてボタンを押し、プリセットされたデータが見つかれば動作確認を実行、プリセットされたデータがなければリモコンのボタンを1つずつ手動登録する。これらの作業を、家電製品の数だけ繰り返すことになる。

 前者の場合、家電1つにつき登録時間は1〜2分で済むのだが、後者の場合、リモコンに搭載されている各ボタンについて、このボタンは電源オン、このボタンは光量を下げるといった具合に、ボタンを1つずつ押しながら名前を付けていく必要があり、かなりの労力がかかる。

 リモコンの中にはスマートスピーカー経由で使わないボタンもあるので、それらは登録せず無視するにしても、家電1つにつき動作確認も含めて10〜15分くらいはみておいたほうがよいだろう。

 あまりに大変であれば、まずは電源オンとオフの2つだけを登録して、次のステップに進むことをおすすめする。

Nature Remo 続いて家電のリモコン情報を追加する
Nature Remo 家電製品のリモコンをNature Remoに向けてボタンを押す。今回はまずエアコンで試す
Nature RemoNature Remo Nature Remoには各社エアコンのリモコンデータがプリセットされており、押されたリモコンの信号からメーカーを自動検出する(画像=左)。スイッチを押し、信号が正しくエミュレートされているかを試す。問題なければコントロール可能な家電の1つとして一覧画面に表示される。現在の運転状況、温度も表示される(画像=右)
Nature RemoNature Remo スマホからは電源の他、温度、風量、運転モードがコントロールできる(画像=左)。もとのリモコンよりも見やすいのではと思わせるほどだ。リモコンがプリセットされていない場合、このようにアラートが出る(画像=右)。ここでは「エアコン」となっているが、どの家電であってもエアコンと表示されるようだ
Nature RemoNature Remo プリセットされていないリモコンについては、1つずつリモコンのボタンを押しながら学習させる(画像=左)。ボタンが多いとやや手間だ。筆者宅のシーリングファンをコントロールするためのリモコン信号を設定したところ(画像=右)。電源のオンオフに加えて2段階の明るさ切り替え、3段階の風量切り替え、およびファンのオフで計8つの信号を登録する
Nature Remo アイコンも用意されているので、リモコンらしい外観にできる。もうすこし種類が増えるとよいのだが
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