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» 2018年01月18日 16時00分 公開

山口真弘のスマートスピーカー暮らし:スマートスピーカーであらゆる家電の電源を操作したい 「リモコンプラグ」で実現できるか (1/2)

スマートスピーカーやその関連デバイスについて、試行錯誤を繰り返しつつ、機能をバリバリ使えるようになる(予定)までの過程を、時系列でお届けする本連載。今回はスマートリモコンとの組み合わせであらゆる電気器具をスマートスピーカーから操作できる、オーム電機のリモコンプラグを紹介する。

[山口真弘,ITmedia]

 本連載でこれまでに紹介した「eRemote」や「Nature Remo」などのスマートリモコンがあれば、赤外線リモコンが使えるさまざまな家電製品をスマートスピーカーから音声コマンドで操作できるようになる。

 次なるステップは、そうしたリモコン機能を持たない家電製品であっても、スマートスピーカーから音声でコントロール可能にすることだ。複雑な操作は無理でも、電源のオン・オフだけでも可能になれば、操作の幅はぐんと広がる。

 家電製品のコンセントの根元に取り付け、通電をオン・オフできる赤外線リモコンプラグを使えば、こうしたことが可能だ。今回は代表的な製品である、オーム電機の「OCR-05W」を試してみよう。

OCR-05W オーム電機「OCR-05W」

電気器具の根元に取り付けて電源をオン・オフ

 オーム電機のOCR-05Wは、コンセントの先端に取り付けて使用するリモコンプラグだ。こうしたリモコンプラグのうちWi-Fiで操作が可能な製品は、俗にスマートプラグなどと呼ばれ、海外では数多く市販されているが、日本では製品ラインアップがほぼ皆無と言える。

 その理由は、海外の電源プラグは3Pが主流であるのに対し、日本は2P仕様のため、変換プラグが必要になることが1つ。またWi-Fi利用のため、技適マークの取得が必要なことも大きな理由だ。現在Amazonで販売されている製品は、筆者が知る限りほぼ全てが技適未取得で、日本国内で使うと違法になるものばかりだ。

 しかしWi-Fiではなく赤外線方式のリモコンプラグであれば、技適を取得する必要もない。オーム電機のOCR-05Wはまさにその代表例で、実売価格も1000円台(税込)と安価だ。

OCR-05W 製品パッケージ。AmazonではOEMと思しきノーブランドモデルも存在するが、機器の性格上、メーカーの保証が付いた製品を選んだ方がよいだろう
OCR-05W 製品本体(左)と付属リモコン(右)。やや大柄なのがネック
OCR-05W 電源プラグは日本国内向けの2P仕様。最大容量は800Wだ
OCR-05W 壁面コンセントに接続している電源プラグの根元に……
OCR-05W 本製品を取り付ければ設置完了。大柄なので隣接するポートとやや干渉しやすいのがネック
OCR-05W 利用に当たっては、スマートリモコン製品にリモコンの赤外線信号を登録し、操作できるようにする

スマートリモコン経由でスマートスピーカーから操作可能に

 OCR-05Wの使い方は簡単で、家電製品のコンセントの根元に取り付けるだけ。最大容量は800Wだ。後は家電製品に付属するリモコンと同じ信号が出せるよう、スマートリモコンに登録することで、「Amazon Echo」や「Google Home」から音声コマンドでの操作が可能になる。

 今回は手持ちのLED照明の電源オン・オフに使用することを前提として、スマートリモコンのeRemoteおよびNature Remoにそれぞれ登録してみた。前者はAmazon Echo、後者はGoogle Homeとの組み合わせとなるが、いずれも問題なく利用できた。

eRemoteeRemote 「eRemote」での設定の流れ。「eHome」アプリで家電の追加画面を表示し、リモコンのオンおよびオフの信号を学習させる(画像=左)。動作確認して問題なければ「はい」を選択(画像=右)
eRemoteeRemote OCR-05Wは電源オンとオフの2ボタンしかないので、残りのボタンはグレーアウトしたままの状態で学習を完了させる(画像=左)。「Amazon Alexa」アプリの「スマートホーム」でデバイスの検出を行うと、対象の機器、ここでは「照明」が表示されるので有効にすれば設定完了だ(画像=右)
Nature RemoNature Remo こちらは「Nature Remo」での設定の流れ。「家電の追加」の画面を表示し、本体にリモコンを向けてボタンを押し、オンとオフそれぞれの信号を登録する(画像=左)。今回は「LED」と名前を付けて保存した(画像=右)
Nature RemoNature Remo LEDに対する操作として「電源オン」「電源オフ」の2つのコマンドを登録した(画像=左)。ここで設定したコマンドは後述のIFTTTのプルダウンメニューに表示される。IFTTTの新規アプレット作成画面で「Google Assistant」を選び、「Say a simple phrase」を選択(画像=右)
Nature RemoNature Remo 今回は「LED」と名付けた照明のオン・オフに使用するので、音声コマンドとして「LEDを消して」を指定(画像=左)。加えて「LEDを切って」「LEDをオフにして」など、言い換えフレーズも念のために登録しておく。音声コマンドを受け取った場合に動作する機器として「Nature Remo」を選び、選択肢の中から「LED - 電源オフ」を選択して保存(画像=右)。この後に、対になる電源オンのアプレットも作成すれば設定完了だ

 なお、OCR-05Wは本体に電源スイッチを備えておらず、リモコンの操作に特化しているので、本体側で電源をオンにすることはできない。

 従って、インターネット回線が一時的に不通になりスマートスピーカーが使えない場合は、付属のリモコンを使うか、あるいは本製品を完全に取り外さなくてはいけない。意外とネックになりやすいポイントだ。

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