連載
» 2018年02月03日 06時00分 公開

山口真弘のスマートスピーカー暮らし:LINEのスマートスピーカー「Clova WAVE」で家電を音声操作して分かったこと (1/2)

スマートスピーカーやその関連デバイスについて、試行錯誤を繰り返しつつ、機能をバリバリ使えるようになる(予定)までの過程を、時系列でお届けする本連載。今回はLINEが販売しているスマートスピーカー「Clova WAVE」で、家電を操作するメリットとデメリットについて紹介する。

[山口真弘,ITmedia]

 「Clova WAVE」は、LINEが販売しているスマートスピーカーだ。これまで本連載で紹介してきた、「Google Home」シリーズ、「Amazon Echo」シリーズのいずれとも異なる独自の音声アシスタント「Clova」を搭載した製品で、実質的に国内初のスマートスピーカーとして2017年秋に登場した。

Clova WAVE LINEの「Clova WAVE」。音声に反応すると底部が緑に発光する。周囲の濃紺の部分はスピーカーのサランネット

 スマートスピーカーの完成度は音声アシスタントの性能に依存する部分が大きく、後はスピーカーやマイクの性能を除けば、それほど差がないと思われがちだ。しかし製品によっては、他製品にない機能を搭載していることも少なくない。このClova WAVEが内蔵する赤外線リモコン機能もその1つだ。

 赤外線リモコン対応の家電製品を音声で操作できる、いわゆるスマートリモコン機能は、一般的にはスマートスピーカーとは別途に、単体のスマートリモコン製品を用意し、それをスマートスピーカーと連携させる必要がある。現在国内で販売されているGoogle HomeやAmazon Echoなどがそのタイプだ。

 しかしこのClova WAVEは本体に赤外線リモコン機能を搭載しているので、単体で赤外線リモコン対応の家電製品をコントロールできる。今回はその手順をざっと紹介しつつ、一般的なスマートリモコン製品と比べた場合のメリットとデメリットを紹介しよう。

Clova WAVE Google Home(右)との比較。現在国内で販売されているスマートスピーカーとしては最大級といっていいサイズだ
Clova WAVE 天板部にはタッチ式のコントロールパネルを備える
Clova WAVE 設定中などは緑ではなくオレンジに光る
Clova WAVE 電源プラグは独自形状
Clova WAVE 電源ケーブルの端はUSBのStandard-Aコネクター
Clova WAVE 利用にあたってはスマートフォンに専用アプリをインストール。製品を検出するのでペア設定を行った後、ネットワークの設定を行う。この辺りの手順は一般的なスマートスピーカーと同様だ

型番を入力しなくともリモコンの登録が可能

 スマートリモコンは機器の登録うんぬんよりも前に、本体をWi-Fiで接続してスマートスピーカーから認識できるようにするまでの手順が煩雑であることが多い。本連載でも散々てこずらされているのだが、Clova WAVEはスマートスピーカー本体に内蔵されているだけに、設定は非常に簡単だ。

 まず設定画面で「音声リモコン」というアイコンをタップすると、登録したい機器の種類を選ぶ画面が出てくるので、テレビもしくは照明のどちらかを選択する。

 次の画面でメーカーを選択した後、ガイダンスに従って画面上に表示されるボタンを押し、正しく反応すれば「はい」、反応しなければ「いいえ」を押していく。これを繰り返すことで、リモコンの種類が認識され、操作が可能になるというわけだ。

 今回は試しに、筆者宅にある東芝製テレビを登録してみたが、数分もせずに主要な機能が使えるようになった。電源のオン・オフやボリュームの操作に加えて、チャンネルの変更にも対応している。

Clova WAVEClova WAVE アプリのホーム画面右上にあるアイコンをタップしてデバイスを表示し、下段の一覧から「音声リモコン」を選択(画像=左)。本稿執筆時点ではテレビと照明がリモコンの設定に対応している(画像=右)。今回はテレビを登録するので、「テレビリモコン」の「追加」をタップ
Clova WAVEClova WAVE 該当のメーカーをタップ(画像=左)。電源ボタンが表示されるので、実際に押して反応するか確かめる(画像=右)
Clova WAVEClova WAVE 反応すれば「はい」、でなければ「いいえ」を押す(画像=左)。この作業を数回繰り返すことにより、適したリモコンの信号パターンがセットされる。リモコン設定が完了(画像=右)。音声コマンドの例が表示されるので、正常に動作するか確認しておこう
Clova WAVE 音声コマンドの例はヘルプに詳しく記載されている。一度に調整できる音量は最大10段階までで、個人的にはもう少し幅がほしかったところ

 秀逸なのは、上記の登録プロセスにおいて、製品本体やリモコンの型番を調べなくて済むことだ。一般的なスマートリモコンでは、設定のために機器の型番を把握しなければならず、壁際に設置されているテレビの背面を懐中電灯で照らして型番を確認したり、取扱説明書を引っ張り出して型番を探したりなどの作業が欠かせない。

 しかしClova WAVEはメーカー名さえ分かっていれば何とかなってしまう。そもそも自分が使っている家電製品の型番を正確に把握している人は多くはないわけで、この簡便さは特筆すべきだろう。他のスマートリモコン製品も見習うべきと感じる。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

この記事が気に入ったら
ITmedia PC USER に「いいね!」しよう