レビュー
» 2018年02月09日 06時00分 公開

手のひらサイズでもゲーミング! 「GALLERIA mini 1060」じっくりレビュー (1/2)

ゲーミングPCと聞くと、筐体サイズが大型のタワー型PCを思い浮かべる人が多いだろう。大型のPCは拡張性やエアフローの面でメリットがあるが、その分部屋のスペースも占有するため、大型であることが最大の弱点だともいえる。今回は、ゲーミングPCの性能をギュッとコンパクトにサイズに詰め込んだ、ドスパラの「GALLERIA mini 1060」をレビューしていく。

[高橋望,ITmedia]

 ゲーミングPCと聞くと、筐体サイズが大型のタワー型PCを思い浮かべる人が多いだろう。大型のPCは拡張性やエアフローの面でメリットがあるが、その分部屋のスペースも占有するため、大型であることが最大の弱点だともいえる。今回は、ゲーミングPCの性能をギュッとコンパクトサイズに詰め込んだ、ドスパラの「GALLERIA mini 1060」をレビューしていく。

ドスパラの「GALLERIA mini 1060」

サイズはわずか500mLペットボトル2つ分

 miniの名を冠しているだけあり、筐体のサイズは非常にコンパクト。寸法は幅が81.9mm、奥行きが154.5mm、高さが213mmとなっている。数字だけを聞くといまいちピンと来ないかもしれないが、500mLのペットボトルと比べると、そのコンパクトさが分かる。「iPad Pro」(9.7型モデル)を横に置くと、そのコンパクトさが分かりやすい。

「iPad Pro」(9.7型)と大きさを比較してみた

 一方、本体のサイズを小さくする代わりに犠牲となっているのはACアダプターのサイズだ。一般にPCは電源モジュールを内蔵したモデルがほとんどだが、当然その分の体積が犠牲となる。本モデルは電源モジュールをACアダプターとしてケースの外から出すことで、そのコンパクトな筐体を実現しているのだろう。

このACアダプターのサイズにもちょっと驚き

 本体がコンパクトなだけに、ACアダプターの大きさにはそこそこインパクトがある。ここはユーザーが上手に配置を考える必要がありそうだ。

 PCに明るい方ならこの外見に見覚えがあるかもしれない。本製品はASRockが展開するベアボーンPCの「DeskMini GTX/RX」シリーズをベースに、GALLERIAシリーズ向けにロゴの刻印を施すカスタムが行われ、ドスパラが選定したパーツを搭載したモデルのようだ。今のところ、国内市場向けには販売が行われておらず、DeskMini GTX/RXシリーズの製品を使いたい場合は、本製品を購入するか、個人で海外向けのモデルを輸入する必要がある。このシリーズの発売を待っていた人からすれば、本製品を購入するというのも選択肢の1つになる。

コンパクトでもスペックはそこそこ

 続いて、本体のスペックについて触れていく。本製品はBTOに対応しているため、本スペックは評価機のものだと言うことを留意していただきたい。

CPU Intel Core i7-7700
メモリ 8GB(4GB×2)
マザーボード Intel B250 Micro-STX
GPU NVIDIA GeForce GTX1060 6GB
内蔵ドライブ HFS256G39TND-N210A
256GB(M.2 SATA接続)
SATA空きポート ×2
M.2スロット 4(使用済みポート×2、空きポート×2)
無線 Intel Wireless-AC 3168 (IEEE802.11 ac/a/b/g/n Bluetooth 4.2)
前面にはUSB 3.1 Type-A×1、USB 3.1 Type-C×1、USB 2.0 Type-A×2、マイク入力×1、ヘッドフォン出力×1

 前面のインタフェースは以下の通りになっている。

USB(前面) USB 3.1 Type-A×1
USB 3.1 Type-C×1
USB(側面) USB 2.0 Type-A×2
音声 マイク入力×1
ヘッドフォン出力×1

 続いて背面のインタフェースをチェックする。

背面にはUSB 3.1 Type-A×2、有線LAN、HDMI×1、DisplayPort×1、mini DisplayPort×1
USB USB 3.1 Type-A×2
LAN 1(10BASE-T、100BASE-TX、1000BASE-T LAN)
映像出力 HDMI×1
DisplayPort×1
mini DisplayPort×1

 特筆すべき点は、やはりデスクトップ用のCPUが搭載されていることだ。小型PCにありがちなモバイル向けのCPUではなく、しっかりとデスクトップ向けのCPUを搭載しているのは心強い。一方、GPUはノートPC向けビデオ拡張用の規格であるMXM規格のGeForce GTX1060が搭載されていため、GPUコアのクロック数がデスクトップ向けのモデルよりも若干引き下げられている。

「CPU-Z」で見たスペック

 コンパクトな筐体にフルサイズのGPUを搭載するのは発熱や消費電力の面から難しかったのだろうが、少しだけ心もとないポイントでもある。ただ、このサイズの製品にデスクトップ向けのGPUを搭載するのは不可能であるし、若干性能が下がっているといっても、GeForce GTX1060の性能は健在である。

 BTOのカスタマイズによって構成が変わってしまうが、標準でストレージ用のM.2スロットは2つ空きがあるため、後からストレージを追加することもできる。最近ではM.2スロットを利用する高速なSSDも値下がりしているため、現実的な価格の範囲内で高速・大容量のストレージを実現できる。

「ピョコリ」とかわいいWi-Fi用アンテナ

 筐体からかわいらしく「ピョコリ」と飛び出ているのは、Wi-Fi用のアンテナで、後から個別にWi-Fiのアダプターを購入する必要はない。もちろん、有線LANのポートもあるので1msの遅延を許さないゲームユーザーでも安心だ。

筐体内にはCPUとGPU用の大型ファンを搭載

 ファンはCPUとGPU用の大型ファンが2つ搭載されている。本体の側面と上部がメッシュ状になっており、高いエアフローを確保しているようだ。気になる騒音だが、これはほとんど気になることがなかった。試しに意図的にCPUやGPUに負荷がかかる作業を断続的に実行したところ、当然ファン自体は回っているが、耳障りな高音域のファンノイズはなく「ちょっとファンの回転数が上がったな」程度だった。

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