レビュー
» 2018年07月30日 08時00分 公開

お絵かきタブレットにAndroidという選択はあり? 人気プロ絵師が「MediaPad M5 Pro」を試した結果 (1/3)

ラノベやスマホゲームなど多数のキャラクターデザインを手掛け、学校の講師も務める人気イラストレーターのrefeia氏に「MediaPad M5 Pro」の“お絵かき性能”を試してもらった。

[refeia,ITmedia]

 こんにちは!イラストレーターのrefeiaです。今回は、6月にファーウェイから発売されたタブレット「MediaPad M5 Pro」をレビューさせていただくことになりました。個人的にもAndroidスマホを主に使っていて、過去に幾つかの筆圧スタイラス付きのAndroidデバイスを評価したことがあり、この分野はもともと注目していました。

 そこに現れたMediaPad M5 Pro、10.8型の画面と、4096段階の筆圧と傾き検知対応のペンが付属しているということで……有望そうじゃないですか。お絵かき用途というとiPadやWindowsタブレットしかありえないという印象がずっと続いていましたが、やはりAndroidタブレットでもできるのでは、という夢を見てみたい!

 というわけで今回は、自分の興味で名指しして触らせていただくことにしました。果たして、夢はかなうのでしょうのか?

外観と機能をチェック

 ディスプレイの大きさは10.8型なので、ちょうど「10.5インチiPad Pro」と似たようなサイズですが、やや細長いのでコンパクトに見えます。そして、まず感心するのは外装の仕上げのよさです。

上質な仕上げの外装

 端が丸められた2.5Dガラスと、樹脂の継ぎ目などがきれいにつながっている金属筐体、USB Type-Cコネクターの口の角もマイルドに落としてあって、カメラ部分以外ではどこを触っても滑らかで、当たりの硬い部分がありません。非常に上質な仕上げだと思います。

 画面表示も、2560×1600ピクセルで発色も良く、高品質なのですが、個人的に推したい仕様はこれ、標準的な発色が選択肢として提供されていることです

発色の強弱と、ホワイトバランスを調整できます

 自分は同社のスマホも使用しているのですが、平均より鮮やかな発色なため、たまに赤色が激しすぎて目に刺さったり、人に見せる写真を調整するのが難しくて困っていたので、これはとてもうれしいですね。

 また、ペンも非常にシッカリした出来で、芯のガタつきも、ワコムの「プロペン2」よりも小さいです。そしてこれ……ペンのクリップをカチッと回すとUSB Type-Cの充電端子が現れます。これはすばらしい節度感の産物。某“とても良い性能ペンシルの設計者”には正気を取り戻してほしいですね……。

なお、充電中もペンとして稼働します

 ペンの重量は約17.5gです。筆記用途だと上質感に寄与しますが、お絵かき用途だともう少し軽くても良いと思います。

 もう一つ、お絵かきとは関係ないのですが、感心したので書かせてください。音が良いです。あくまでタブレットの枠で、ですし、手元で比較した「12.9インチiPad Pro」にはさすがにサイズ差で負けますが、相当大音量まで、崩れずに鳴ってくれます。作業中のBGMやゲーム、メディア鑑賞にはうれしい仕様です。

 一方で、残念な点も幾つかあります。

 1つが充電端子の位置。横置きしたときに下の方にあるので、スタンドに置いたときには見栄えがいい半面、接続したまま横持ちすると死ぬほど持ちづらいです。左右逆に持てばいいですが、上側に来て視界に入るHUAWEIロゴがずっと上下逆なのは悲しいです。

充電端子の位置

 もう1つは背面カメラ。出っ張りが大きく、その割に写りは同社のスマホより何段も落ちます。出っ張りも角張っていて、机に置いたときの自然な机面からは0.5mmほどハミ出ます。カメラユニットのレンズも小さく、写真のメタデータからも小さなセンサーが使われているようで、ここまで出っ張らせる必要があったかは疑問が残るところです。

背面カメラの出っ張り

 机に置いたときに出っ張りのせいでカタカタ揺れることはありませんでしたが、タブレットは、特にペンを使っている間はスマホなどより強い力で机に押し付けられます。机の材質によっては、直接置いたときには滑らせて移動させるのがためらわれる仕様ですね。

 ただ、筐体の品質レベルが高いので目立ちますが、2つとも別に大きな問題ではないと思います。

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