第2世代Ryzen Threadripperの売れ行きが各ショップで好調だ。
9月1日に税込み価格は11万円台半ばで登場した「2950X」は、発売前の予想通りに上位「2990WX」(同23万円前後)を超えるペースで売れており品薄傾向が続いている。
パソコンSHOPアークは「2950XはTDPが180Wなのでそこまでウルトラな構成にしなくても導入できるというのが良いですよね。一式買って行かれる方も多いです」と話していた。
しかし2990WXも予想以上に売れているという話が複数の店舗から聞こえてくる。パソコン工房 秋葉原BUYMORE店は「2990WXはAMDユーザーだけじゃなく、Xeonからの乗り換えユーザーも珍しくなくなっています。2CPUのコア数を1個でまかなえるし、パフォーマンスも十分満足いくということで評価されているみたいですね。予想の数倍上をいく売れゆきです」と褒めちぎる。発売当初はAMDファンのコアな個人ユーザー人気が目立っていたが、ここにきて法人需要の伸びも感じられるようになってきた様子だ。
一方で、発売予定の9月20日が近づいている「GeForce RTX 2080 Ti」「同2080」搭載グラフィックスカードはまだ目立った動きがないらしい。
入り口に予価を掲示している同店は「店頭での問い合わせも『どんな感じなの?』みたいなボヤッとした内容が多くて、買い気が高まっているふうには思えないです」こぼす。そして、「Ryzen Threadripperと組み合わせて最強のクリエイティブマシンを作るとかロマンがありますし、ウチとしてもアキバとしても高級パーツが売れるのはいい傾向なので頑張ってほしいですけどね」と続けていた。
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