一方で、第2世代Ryzen Threadripperの下位モデルとなる「2950X」は発売前から各ショップの前評判が上々だった。16コア・32スレッドのCPUで、クロック数は標準3.5GHz、ブースト最大4.4GHzとなる。TDPは180W。税込み価格は11万円台半ばだ。
先行して登場した2990WXよりも10万円以上安く、TDPも70W低いことから、導入しやすさからこちらの方が数量が出そうとの声を多く聞いた。
ドスパラ秋葉原本店は「2990WXの発売当初から2950Xの発売を待つという人がいらっしゃいましたからね。ゲーム用途も視野に入れたラインアップとなるので、購入層も広がるんじゃないかと思います」と話していた。
また、別のショップからは「2990WXはCPUだけを購入する人が多かったですが、2950Xは問い合わせ時点で一式購入を希望される方が主流という印象です。2990WXはもう元からハイエンドが環境をそろえていた人が決め打ちで買いに来るという感じだったので、Threadripperのユーザー数を増やすのは2950Xの方かもしれません」といったコメントも聞いている。
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