新型iPad Pro+Smart Keyboard Folio 文字入力にベストなのは12.9型と11型のどちら?11型と12.9型で使い勝手はどう違う?(2/4 ページ)

» 2018年12月28日 06時00分 公開
[山口真弘ITmedia]

アルファベット以外のキーサイズが小さい11型

 このSmart Keyboard Folioで文字入力を多く行う人にとって、11型と12.9型のどちらのiPad Proを選ぶべきだろうか。単に指の運びやすさだけを重視するならば、サイズが大きい12.9型がおすすめ、という結論になりそうだが、実際に両者を使い比べた限り、そう単純なものでもないというのが筆者の意見だ。

 以下に、両製品を使い比べた上で感じた、それぞれのメリットとデメリットについてまとめた。ちなみに、筆者の手は成人男性としては比較的大きい部類に入るので、それを前提にお読みいただきたい。

Smart Keyboard Folio 12.9型(写真=左)と11型(写真=右)。もうノートPCと言っても差し支えない外観だ
Smart Keyboard Folio 正面から見たところ。大きさはかなり異なるのが分かる。タッチパッドがない分だけMacBookなどに比べると奥行きは短い
Smart Keyboard Folio 11型のキーボード幅は実測で247mmある
Smart Keyboard Folio 12.9型のキーボード幅は実測281mmだ

 まずキー配列についてだが、これは前述のように両製品とも同じで、サイズが大きい12.9型だとキーの数が多かったり、列が多いといったことはない。よってこの点が製品選択において決め手となることはない。

 キーピッチについては、11型が実測で18mm、12.9型が実測で19mmあり、12.9型がやや優勢だ。とはいえわずか1mm差で、しかも狭い11型にしても18mmもある。これが17mm以下だとかなり違ったのだが、現状ではそこまで決定的な影響はない。

Smart Keyboard Folio 11型のキーピッチは実測で18mm。本体の幅を考えると広めだ
Smart Keyboard Folio 12.9型のキーピッチは実測で19mm。一般的なノートPCと比べても遜色ない
Smart Keyboard Folio 11型でキー入力をしているところ。12.9型に比べるとやや窮屈だが実用的なレベルにある
Smart Keyboard Folio 同じく12.9型をタイプしているところ。サイズは余裕があるが、ホームポジションから遠いBackspaceキーなどはかえって押しづらく感じることもある
Smart Keyboard Folio 上下に重ねてサイズを比較したところ。幅は異なるがキー配列はまったく同一だ

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