iPhone 3G Sを買うか――スマートフォンユーザーの答えは?(1/2 ページ)

» 2009年06月17日 07時00分 公開
[Chris Preimesberger,eWEEK]
eWEEK

 まったく科学的な調査ではないが、スマートフォンユーザーからeWEEKに寄せられたコメントを見ると、Appleの新しいiPhone 3G Sが6月19日に発売されたときに買いたいかどうかについては意見が分かれるようだ。

 iPhone 3G Sの技術そのものは魅力的だ、という点では皆の意見は一致している。だが全体的に見てみると、多くの人にとって悩ましい問題が幾つかある。

 そうしたiPhoneの問題のほとんどは、デバイスそのものではなくAT&T Wirelessが原因のようだ。同社はiPhoneの販売元で、価格に直接的な影響を与える。

 Appleは6月8日にiPhone 3G Sを発表し、19日に発売すると明らかにした。同製品は新しいiPhone OS 3.0を搭載し、iPhone 3Gの単なる強化版ではなく、ほとんどまったく新しい製品と言っていい。

 新規購入者の場合、iPhone 3G Sの価格は16Gバイト版が199ドル、32Gバイト版が299ドル。AT&Tのデータプランは月額30ドルで、通話プランは月額40〜100ドル(全米をカバーする)。テキストメッセージなどにはさらに料金が掛かる。

 既にAT&Tに加入してiPhoneを使っているユーザーの場合、話がまったく違ってくる。3G Sにアップグレードするには、上記の価格に加えて200ドル払わなければならない。つまり16Gバイト版は399ドル、32Gバイト版は499ドルだ。

 AT&Tと契約しない場合、iPhone 3G Sは16Gバイト版で599ドル、32Gバイト版で699ドルになる。ほとんどの人は、どんな機能があろうと、スマートフォンの価格としては高いと思うだろう。

 iPhoneを購入するときに付いてくるサービス契約は2年間。2年間の契約を結ぶのと引き替えに、AT&TはiPhoneを割引価格で提供する。同社は契約が終了したときに、2度目のディスカウントを提供する。

 しかし契約終了前に端末をアップグレードしたい場合、残念ながらディスカウントは受けられない。

 このため、新規購入者と以前からの忠実なユーザーの間に、大きな価格の不均衡が生じている。CATVを契約するときと似たような状況だ。新規加入者向けには常に、既存の加入者が利用できない割引価格のプロモーションが提供される。

 AT&Tのサポートフォーラムには、この件について怒りのコメントが寄せられている。「もしもあなたがわたしのような忠実なiPhoneユーザーなら、メールでも電話でもなんでもいいから、AT&Tに意見を伝えてほしい。わたしたちは黙っていないぞと言おう」とあるユーザーは書き込んでいる。

 しかしiPhone 3G Sの価値という点では、Appleに異を唱えるのは難しい。すべてがアップグレードされている。その一例が300万画素の新しい動画対応カメラだ。平均的な一眼レフよりも若干画質が劣る程度で、特にビデオ編集機能があるため、ほかのたいていのカメラ付き携帯よりも優れているように思える。それだけでも、既存のiPhoneユーザーにとっては200ドル余計に払う理由になるかもしれない。カメラを別に買わなくても済むのだから。

 ダウンロード可能なアプリケーションのラインアップ――Appla幹部のフィル・シラー氏は、App Storeのアプリは今や5万種類を超えると言っている――は驚異的だ。その一例が、ユーザーが紛失した端末からリモートで全データを消去できるセキュリティソフトだ。選択肢は多数ある。iPhone OS 3.0の新機能の一部についてはこちらの記事で紹介している。

 iPhone 3G Sには弱点もある。例えば、同製品はいまだにFlashをサポートしていないし、標準的なブランドではない、USBに似た独自のコネクタを使っている。ユーザーがコネクタを紛失したときにApple独自のものを買わせることで、多額の売り上げが得られるのだろう。

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