スマホでGREEを遊ぶ有料ユーザー、5割弱は「月1000円以上使う」

» 2012年01月13日 15時14分 公開
[ITmedia]

 ケータイ向けソーシャルゲームプラットフォームとして人気を博しているディー・エヌ・エーの「Mobage」とグリーの「GREE」――ともにスマートフォン向けサービスにも注力し、両社のゲームタイトルをアプリマーケットのランキングで見ることも多くなった。シード・プランニングはこのほど、こうしたスマートフォン向けのGREE、Mobageを利用するユーザーに対して調査を実施し、結果の一部を公開している。

 スマートフォンでの利用を開始したきっかけは、Mobage、GREEともに上位1〜5位が同じ結果になった。1位は「もともと以前の携帯電話でもMobage・GREEのゲームをしていたから」で、Mobageユーザーの45.5%、GREEユーザーの40.3%の回答者が該当した。

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 続く2位は、「利用している友人に招待(紹介)されて」。3位が「テレビCM」、4位が「App Store/Android MarketのランキングなどからMobage・GREEのゲームを見て」、5位が「スマートフォン上に表示された(Mobage・GREEサイト外)の広告」となった。

 Mobage、GREEで遊ぶ際、「ゲームにお金を支払う」と回答したのはMobageユーザーで20.8%、GREEユーザーで17.3%。ともに全体の2割前後が有料で遊んでいることになる。

 支払額については、Mobageユーザー全体の8%、GREEユーザー全体の8.25%が「1カ月に1000円以上のお金を支払う」ことが分かった。「ゲームにお金を支払う」と回答した有料ユーザーのみで割合をみると、Mobage有料ユーザーの38.6%が1カ月に1000円以上を支払っており、GREE有料ユーザーにいたっては47.8%と、全体の5割弱が1カ月に1000円以上を支払っている。

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 有料ユーザーに対して、Mobage、GREE以外の趣味やレジャーの支出に影響がでているかを聞くと、ユーザーのほぼ半数が「支出が減ったものはない」と答えた(Mobageで49.4%、GREEで47.8%)。何らかの支出が減ったと回答したユーザーは、どちらのサービスでも「PCオンラインゲーム」への支出が減っている場合が多く、Mobageでは24.1%、GREEでは27.5%の有料ユーザーが該当した。

 同調査は2011年12月に実施し、1カ月以内にスマートフォン端末でMobage、GREEのゲームを利用したユーザー各400サンプルの回答を集計した。なお、同期間内にフィーチャーフォンでもゲームを利用したユーザーは対象から除外している。調査の詳細は、1月末発売の調査研究リポート「Mobage・GREEのスマートフォンゲームユーザー行動分析調査」に掲載される。価格は5万2500円。60部の数量限定、2012年3月までの期間限定販売となる。

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