プリインアプリ、「便利」が9割 不満点1位は「削除できない」――MMD研究所調べ調査リポート

» 2011年12月20日 11時41分 公開
[ITmedia]
photo スマートフォンユーザーのプリインストールアプリに対する考え

 スマートフォンにはキャリアやメーカーなどの意向でさまざまな“プリインストールアプリ”がインストールされていることが多い。こうしたアプリに、ユーザーはどんな印象を抱いているのか――MMD研究所は12月19日、「スマートフォンのプリインストールアプリに関する実態調査」の結果をまとめ、発表した。

 調査では、スマートフォンユーザーの20.3%がプリインストールアプリが「すごく便利」だと答えた。さらに、「まぁまぁ便利」が27.3%、「自分が使うアプリであれば、便利」が40.5%と、約9割が便利だと感じていることが分かった。「あまり便利だと思わない」は7.0%、「まったく便利だと思わない」は5.0%だった。

 便利だと思う理由は、「最初からアプリが入っていることで、すぐに利用できたこと」が53.0%で最多となり、「元々使っていたサービス/コンテンツのアプリだったから」が49.5%でこれに続いた。

 プリインストールアプリの中でよく利用するのは、「SNS・ソーシャルゲーム」で39.5%と最多で、「地図」(37.3%)、動画共有サービス(32.3%)が続いた。また、フリー回答では、「YouTube」(17.3%)、「GREE」(13.3%)、「地図」(8.3%)などが多く挙がった。


photo プリインストールアプリの中でよく利用するアプリ、および最も利用するアプリの調査結果

 一方、利用しないプリインストールアプリの1位は「電子書籍」で28.0%。これに「着うた・着うたフル」が26.5%、「商品などのキャンペーンサイト」が25.0%と続いた。また、プリインストールアプリの不満点について聞くと、「削除ができないこと」が54.8%でトップとなった。2位は「動作が遅くなること」で、36.0%だった。


photophoto 利用しないプリインストールアプリの調査結果(写真=左)と、プリインストールの不満点の調査結果(写真=右)

 このほか、同調査ではフィーチャーフォンユーザーのケータイサイト利用動向なども調べた。よく利用するケータイサイトとしては「SNS・ソーシャルゲーム」が69.0%で最多となった。また、「スマートフォンへの変更後も継続して利用したいサービス」に関しては、1位が「SNS・ソーシャルゲーム」で69.0%、2位が「天気予報」で35.0%、3位が「乗り換え案内などの交通情報」が30.0%、4位が「着うた・着うたフル」が27.8%だった。

 調査は11月29日から12月5日までインターネット上で実施したもの。有効回答数はスマートフォンユーザー400人、フィーチャーフォンユーザー400人。

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