スマホ向け無料通話アプリ、6割超が「音声品質に不満」調査リポート

» 2012年03月06日 19時57分 公開
[ITmedia]

 無料で手軽に通話やメッセージのやりとりができることから、スマートフォン向けの通話アプリが人気を博している。しかし、便利な半面、音声品質やプライバシー面で不満を感じている人も多いことがMMD研究所の調査で分かった。

 無料通話サービスの利用動向については、「アプリを登録して利用している」という回答が37.5%、「登録しているが利用していない」が23.9%、「利用していない」が38.5%となり、4割近くが利用していることが分かった。

 登録したきっかけは、「友人・知人の口コミ」(43.1%)が最も多く、以下、「友人に招待されて」(35.3%)、「マーケットのランキングを見て」(18.1%)と続いた。

 登録しているサービスは、「Skype」(74.1%)が最多で、2位が「LINE」(71.6%)、3位が「Viber」となっているが、最も利用しているサービスを聞くと「LINE」(43.1%)が「Skype」(32.8%)を上回った。

 無料通話サービスの不満な点については、「通話品質がよくない」(63.8%)が最も多く、「電話帳に登録している人全てに情報が公開されてしまう」(37.1%)というプライバシーにかかわる機能が続いた。「着信が分かりにくい」(19.0%)、「連絡を取りたくない人から連絡がくるようになった」(11.2%)、「着信履歴がサービス内に残る」(5.2%)という声も挙がるなど、サービスにはまだ改善の余地がありそうだ。


 この調査は、MMD研究所が2月10日から2月14日にかけて、モバイル・インターネットWebによるオンライン調査として行ったもので、有効回答数は618人。

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