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» 2012年03月22日 00時15分 UPDATE

カタログ、アンケートに“iPadならでは”の付加価値を――五反田電子商事の「ミライタッチQuick」 (1/2)

ビジネス用途のタブレット活用でニーズが高い、カタログとアンケート。この2つのアプリに、“iPadならでは、通信対応ならでは”の機能を盛り込んだのが、五反田電子商事のクラウド型サービス「ミライタッチQuick」だ。

[柴田克己,ITmedia]
Photo 五反田電子商事 ミライタッチ事業部 部長の原田充氏

 iPadのようなデバイスがビジネスの世界に与えたインパクトを考えるとき、いわゆる「紙資料」や「カタログ」の代替としての用途に加え、従来はノートPCや専用端末などを使ってサービスや情報を提供していた分野でのリプレースも進みつつある点は重要なポイントだ。

 前者であれば、外出する営業スタッフが分厚い商品カタログの代わりに、商品データの入ったタブレットを持ち出すといった用途が思いつく。また、後者の例としては、百貨店の化粧品売り場での「あなたに合ったおすすめ商品の紹介」ツールや、外食チェーンでの注文用端末といったものを、汎用的なタブレットデバイスで置き換えるケースが出てきている。

 タッチ操作に由来するユーザビリティの高さや、ハードウェアとしてのデザインがシンプルで、店舗に置いても違和感がないといった点が導入を後押ししている。もちろん、デバイスとしてのものめずらしさから、集客効果を見込めることもあるだろう。

 実際にビジネス用途でタブレットを導入する際、多くの業種や業界で求められるアプリケーションは、実は「商品カタログ」と「アンケート」だという。五反田電子商事の「ミライタッチQuick」では、この2つの機能をiPad向けのクラウド型システムとして提供している。

Photo 「ミライタッチQuick」のアンケートアプリと商品カタログアプリ

 もともと同社では、ECサイトの構築や運営コンサルティングなどを手がけていた。そのノウハウをベースに、企業がECサイト向けに作りためたコンテンツをiPadに対して効果的に展開するための方法のひとつとしてリリースされたのが、ミライタッチQuickのアプリケーション群だ。

 「カタログ」や「アンケート」といった、企業ニーズの高い機能に絞り込んだアプリケーションを、いずれも初期費用なし、5250円/台の月額料金制(ボリュームディスカウントあり)で利用できる。提供開始から約1年ほどで、のべ100社以上に導入された実績があるという。

ノウハウも共有できる「カタログ」アプリ

 ミライタッチQuickのカタログアプリは、商品画像や動画、PDFファイルに加えて、価格やスペック情報などの、いわゆる商品台帳データをデジタルカタログ化し、iPad上に展開するものだ。個々のカタログ情報はサーバの管理画面で作成や更新が可能となっており、データの一括アップロードも行える。テンプレートとなるカタログの形式は2種。ベースカラーやフォントの変更、ロゴ画像挿入といったデザインのカスタマイズも可能となっている。

 五反田電子商事、ミライタッチ事業部部長の原田充氏は「カタログアプリの強みは、ひとつひとつの商品を見せる用途に特化して作られており、表現力が高い点」だと話す。また、ECサイト構築運営のノウハウに長けた同社ならではの訴求ポイントとしては、「ノウハウフィード」と「タップログ」の2つの機能を挙げる。

sa_gt10.jpgPhoto 「ミライタッチQuick」ファッションカタログ。画像や動画を使って製品を紹介できる

 ノウハウフィードは、各iPadに配布しているカタログデータに対して、現場の担当者がコメントを投稿し、他のユーザーと共有できる機能だ。例えば、チェーン店舗の販売員が販売促進ツールとして、カタログアプリを使っているような場合には、この機能を使って「このページの商品について、顧客からこのような意見が寄せられた」とか、「このような説明をすることで成約に結びついた」といった情報を、他の販売員や本部と共有することが可能になる。もちろん、本部から各販売員への通達を出すといった用途にも利用できる。原田氏は「こうした機能をカタログアプリの一部として提供しているケースはほかにないだろう」と話す。

sa_gt11.jpgPhoto カタログ内に接客中に気付いたことなどをメモできる。メモは他店舗との共有が可能

 また「タップログ」は、実際にカタログアプリが「どの端末で」「どのように利用されたか」についてのログを取得する機能だ。このログデータを分析することにより、例えば「どの営業スタッフや販売員が、カタログアプリをどのように利用しているか」を知って、スタッフ全体の活用スキルの底上げや、カタログ自体の機能改善などに活用できる。

Photo カタログのタップの履歴を分析して経営に生かせる
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