「Google Drive」正式発表 GmailやGoogle Docsとの連係や検索機能で差別化

» 2012年04月25日 05時50分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Googleは4月25日(現地時間)、うわさされていたクラウドストレージ「Google Drive(日本では「Googleドライブ」)」を正式に発表した。

 drive 1

 全ユーザーが使えるようになるには数日かかるようだ。Googleドライブのページを開いて、右上の青いボタンが「使用する」になっていれば、利用できる。

 23日にアップデートが発表された米MicrosoftのSkyDriveと同様に各種プラットフォーム向けアプリも用意されている。Microsoftは対応していないAndroid版もあるが、Windows Phone版はなく、iOSアプリは現在準備中だ。

 先行するDropboxとSkyDriveとの差別化ポイントは、同社の検索技術を生かしたドライブ内検索機能と、Gmail、Google Docs、Google+との連係機能といえる。

無料容量は5Gバイトで有料の「容量プラン」あり

 5Gバイトまでは無料で利用できる。「容量プラン」は月額制で25Gバイトから。同じアカウントで使っているPicasaと共有できる(Picasaの無料容量は1Gバイト)。また、容量プランを購入すると、Gmailの保存容量も自動的に追加されるという。なお、カウントされるのは同期またはアップロードしたファイルのみで、Google Docsのファイルはカウントされない。

容量プラン
保存容量 月額料金(ドル)
25GB 2.49
100GB 4.99
200GB 9.99
400GB 19.99
1TB 49.99
2TB 99.99
4TB 199.99
8TB 399.99
16TB 799.99

 また、同日からGmailの無料容量が従来の7.5Gバイトから10Gバイトに増量された。

iOSアプリは“間もなく”登場

 GoogleドライブはWebブラウザでdrive.google.comにアクセスすることで利用できるが、Mac、Windows、Android向けのアプリも用意されている。アプリをインストールすれば、Googleドライブをフォルダの1つのように扱え、ドラッグ&ドロップでファイルを保存したり、削除したりできる。

 米AppleのiPhoneおよびiPadで使えるiOSアプリは間もなく登場という。

 Android向けGoogle DocsのアプリはGoogleドライブの一部になり、「Googleドキュメント」というアプリはなくなった。

 drive os

保存・編集・共有機能

 Googleアカウントでログインすれば、対応プラットフォームのPCや端末からあらゆる種類のファイルをGoogleドライブに保存でき、自動的に同期される。アップロードできる1ファイルのサイズ上限は10Gバイト。

 PCや端末側に対応アプリがインストールされていなくても、動画、Adobe Illustrator、Photoshopなど、30種類以上のファイルをWebブラウザで表示できる。

 Google Docsの文書は、もちろん編集できる。Google Docsと連係しているので、Google Docsで可能な他のユーザーとの共同編集も可能だ。

Googleサービスとの連係

 以下のように他のサービスと併用できる。

  • GoogleドライブのファイルをGmailのメールに挿入
  • Googleドライブに保存された写真や動画を直接Google+で共有
  • GoogleドライブのChrome拡張機能で、Web上のファイルを直接Googleドライブに保存
  • ドライブ内検索

OCRやGoogle Gogglesを使った高度な検索機能

 Googleドライブ上部の検索ボックスを使用して、ファイルやフォルダ、Googleドキュメントを検索できる。Google検索同様に検索演算子を利用でき、検索ボックスに付属するメニューで、ファイルの種類や公開設定などでファイルの絞り込みもできる。

 drive search 検索ボックス

 Google DocsのOCR変換機能により、スキャンした画像のテキストも検索対象になる。また、Google Gogglesの技術により、画像も検索できる。Google Gogglesが正しく画像を分析していれば、例えば「グランドキャニオン」で検索すると、グランドキャニオンの写真が検索結果として表示されるという。

サードパーティーアプリでファックス送信も

 Chromeウェブストアから、Googleドライブで利用できるさまざまなサードパーティー製アプリをダウンロードして利用できる。

 例えば、Googleドライブのフォルダにあるドキュメントをファックス送信したり、Googleドライブでファックスを受信できるようにする「HelloFax」や、Googleドライブ上の動画をそのまま編集できる「WeVideo for Google Drive」などがある。

 drive store

 Googleは同日、サードパーティーがGoogleドライブアプリを開発するための「Google Drive SDK」も公開した。


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