「ケータイは目も耳も口も使うのに、鼻を使っていない。ここを訴求してみよう」――。「ChatPerf」は、こんな発想から生まれた製品だ。
iPhone下部のコネクタに、香りのタンクを装着したデバイスを差し込むと、「メールが届いたときにいい香りがしたり、アラームが鳴ったときにコーヒーの香りがしたり」(説明員)といった、これまでにない体験ができるという。
プロモーションなどでの活用も想定しており、「例えば観光で屋久杉を見に行くツアーで、おみやげとして杉の香りのタンクを配り、家に帰ってからも香りを楽しんでもらう」といった使い方が可能だと説明員。今回、スマートフォン&モバイルEXPOに出展することで、新たな利用シーンを開拓したいと話す。
ChatPerfは、アプリとデバイス、香りのタンクで構成され、香りのオン/オフと連動するアプリを開発するためのAPIを公開しているという。「開発者の方々には、ぜひユニークなアプリを開発して欲しい」(説明員)
開発を手がけるシフトは、2月末にスペインのバルセロナで開催されたMobile World Congress 2012でChatPerfのデモを行っており、「欧州や中東の人に好評だった」という。
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