ソフトバンク、「LTE-Advanced」で使われる基地局間協調伝送技術の実験結果を公表

» 2013年02月14日 20時43分 公開
[平賀洋一,ITmedia]

 ソフトバンクモバイルは2月14日、「LTE-Advanced」の主要技術のひとつである「複数基地局間協調伝送技術」のフィールド実証実験の結果を公表した。

 実験は2012年5月から東京都江東区のお台場地区で実施され、複数の基地局から同時に携帯電話へ同一信号を送信する「複数基地局間協調送信技術(CoMP)」と、隣り合う基地局の片方が信号送信を停止して電波干渉を防ぐ「複数基地局間協調送信制御技術(ECO-LTE)」の2つの技術について行われた。

photo 複数基地局間協調伝送技術の概要

 CoMPの実験ではセル境界での下り伝送速度を約2〜3倍向上できることが確認され、またECO-LTEの実験でも、セル境界での下り伝送速度を約2倍に向上できることを確認した。ECO-LTEはLTE基地局のソフト更新で対応できる技術で、専用の端末を用意する必要がないという。

 実験は複数の基地局をIP網で結んだ「基地局間インタフェース(X2インタフェース)」の効果を実証するもの。X2インタフェースは、LTE-Advancedの標準化を進める3GPPが汎用的な基地局ネットワークとしても規定されており、基地局が分散していたり、光ファイバーが使えない場合でも安定した通信を提供できると期待されている。

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