拡大する太陽光O&M需要に対応、サンテックが船井サービスと提携太陽光

2017年4月から施行された改正FIT法によって、今後のニーズ増加が見込まれている太陽光発電のメンテナンスサービス。サンテックパワージャパンは船井サービスと業務提携を行い、国内のアフターサービス拠点の強化を図ると発表した。

» 2017年06月20日 11時00分 公開
[陰山遼将スマートジャパン]

 サンテックパワージャパン(以下、サンテック)は住宅および産業用太陽光発電システムのアフターサポートに関して、船井サービスと業務提携を行ったと発表した。2017年4月から改正FIT法が施行され、太陽光発電所の運用保守(O&M)ニーズが拡大していることを受け、日本国内のアフターサービス拠点の拡充を図る狙い。

 サンテックは1980年代はじめから太陽光モジュールの販売およびシステム開発を行っており、住宅向けの太陽光発電システムから大規模メガソーラー向けのメンテナンス事業も展開している。

 2017年4月に施行された改正FIT法により、太陽光発電設備の保守点検や維持管理業務を行うことが義務化された。それに伴い今後、全国で運用保守などの太陽光発電に関するメンテナンスサービスのニーズは高まる見込みだ。

 船井サービスは船井電機の100%子会社で、生活家電などのアフターサービス、LED照明・空調機器などの施工を手掛けており、太陽光設備のメンテナンスサービスも展開している。今回のサンテックとの業務提携により、今後はサンテックパワージャパンが販売した産業用および住宅用太陽光発電システムのアフターサービスを行う。

 サンテックは今回の業務提携により、同社の日本国内におけるアフターサービス拠点数は44カ所増え、従来の116カ所から160カ所になったとしている。

サンテックの国内のサービス拠点 出典:サンテック

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