DMMグループでAI関連サービスを開発するAlgomatic(東京都中央区)は2月4日、AIを活用した動画翻訳サービス「にじボイス翻訳」をリリースした。英語か中国語の動画をアップロードすると、音声を翻訳し、自動で日本語の吹き替えを生成。日本語字幕も自動で付ける。Googleアカウントを登録すれば、Webサイトから無料で利用できる。
最大3GBまでのMP4かMOVファイルをアップロード可能。声は同社のAI音声生成サービス「にじボイス」でも提供しているボイスを含む、10種類から選択できる。送信時、事前に動画に登場する人物や固有名詞を入力しておくと、翻訳精度が向上する機能も備える。
翻訳した動画は、アップロードから数分後、登録アカウントのメールアドレスに送信する。動画にはサービスロゴの透かしと、字幕が付く。末尾に、にじボイス翻訳を宣伝する短い動画も挿入される。
Algomaticの原田祐二さん(執行役員 Global CEO)は自身のXで「いつ有料化するかは未定」としている。
一時停止していた「DMMボイス」→「にじボイス」として再開 「予想外に反響が大きかった」と停止理由を説明
話題のAI音声合成「DMMボイス」、サービス一時停止に 「予想外に大きなコストがかかった」
AI音声生成「にじボイス」(旧:DMMボイス)、正式リリース 月1000文字まで無料 月額プランも用意
日本翻訳者協会、漫画のAI翻訳に意見書 「現状のAI翻訳は作品の特徴を反映できる品質に達していない」
「翻訳品質でGPT-4などを超えた」──DeepL、新たな大規模言語モデル実装 有料プラン向けに提供Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.