ユニクロ、セブン-イレブン、信越化学、京セラといった企業のトップにインタビューした『経営者になる 経営者を育てる』。論理的・戦略的(左脳系)スキルに加えて、5つのアート系(右脳系)スキルを持つべきだという。
ユニクロの柳井社長、セブン-イレブン鈴木会長、信越化学金川社長、京セラ稲盛会長らへのインタビューを元に、経営者に求められるスキルを考察したのが『経営者になる 経営者を育てる』(菅野寛著)。リーダーの力を形式知化し、計画的に経営者になるための道筋を描いているのが特徴だ。
論理的・戦略的(左脳系)スキルに加えて、5つのアート系(右脳系)スキルを持つべきだという。
利己的なエゴや失敗への恐れを主観的に超えられていることが、前半3つのスキルから理解できる。限られた情報の中で従来の方法を客観的に破壊・進化できることが、後半2つのスキルから見えてくる。自分の思い込みを主観的にも客観的にも乗り越えることが、経営者になるために必要なのだろう。
RCF代表取締役。一橋大学卒業後、バー経営、マッキンゼーを経て独立。「100年続く事業を創る」をテーマに講演・コンサルティング活動に従事。創業前の若者に1億円投資するスキームを企画運営し、話題を呼ぶ。「雇われ経営参謀」として500人以上の経営・企業相談を受けてきた。ブログに毎日書評を掲載し、現在1000冊超。
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