経済や経営上の複雑な情報を分析する際に、データ分析ソフトやエクセルで計算するのもいいですが、特に重要なのは、ビジネスの潮目をチェックすること。トレンドの流れが今後どうなるかを予測するためにも、ビジネストレンドを手で描いてみましょう。
売り上げや利益などの事業計画、統計分析の傾向値といった「トレンド」をつかむことは、企業戦略を打ち立てる上で何より重要です。もちろん、Excelのグラフで細かく分析してもよいのですが、大切なのは大きな流れがどちちを向いているかを理解することです。季節変動はあるものの右肩上がり、この数年間は急に伸びたがそろそろ踊り場……という傾向値を1本の線で描き分けます。
トレンドを知るだけではなく、ビジネスでは潮目が変るポイントがどこかを知ることも大事です。全体の流れの中で現在はどのタイムラインに位置しているのかを把握したいですよね。そのためにも、手描きでトレンドを示すことは大変重要です。
では、基本的なトレンドの種類を把握しましょう。トレンドというのは、細かい部分は置いておいて、全体的な流れがどのような方向に向かっているかが重要。主なトレンドラインを示します。
せっかく覚えたトレンドラインをビジネスメモに生かしましょう。売り上げ、株価、マーケットサイズなどの変化を自分なりのトレンドラインを付加してみます。
いかがですか? トレンドラインを付加することによって、情報が理解しやすくなりますね。普段作成する提案書などでも、読者の理解を促すためにトレンドラインはとても大切です。
携帯メールなどでおなじみの「絵文字」をビジネスで役立たせよう! という新しいコンセプトのスキルアップ書です。
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知的生産研究家、新規事業プロデューサー。ショーケース・ティービー取締役COO。
リクルートで新規事業開発を担当し、グループ会社のメディアファクトリーでは漫画やアニメ関連のコンテンツビジネスを立ち上げる。その後、デジタル業界に興味を持ち、デスクトップパブリッシングやコンピュータグラフィックスの専門誌創刊や、CGキャラクターの版権管理ビジネスなどを構築。2005年より企業のeマーケティング改善事業に特化した新会社、ショーケース・ティービーを共同設立。現在は、取締役最高執行責任者として新しいWebサービスの開発や経営に携わっている。
近著に『知的生産力が劇的に高まる最強フレームワーク100』『革新的なアイデアがザクザク生まれる発想フレームワーク55』(いずれもソフトバンククリエイティブ刊)、『頭がよくなる「図解思考」の技術』『プレゼンがうまい人の「図解思考」の技術』『ノート・手帳・メモが変わる絵文字の技術』(中経出版刊)がある。
連絡先: nagata@showcase-tv.com
Webサイト: www.showcase-tv.com
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