インストール済みソフトの更新を自動的に実行する(Windows編)3分LifeHacking

Windows PCにインストールしたソフトを個別に、かつ定期的にアップデートする作業は何かと面倒なもの。フリーソフトの「AppliStation」を使えば、これらの作業をほぼ自動化できる。

» 2012年07月30日 11時00分 公開
[kizukiBusiness Media 誠]

 ソフトウェアのアップデート作業は何かと面倒なものだ。SkypeやAdobeが海外の消費者に対して行った共同調査によると、ユーザーの40%はソフトのアップデートを促しても行っていない。また残りのユーザーについても、通知を数回受けてからようやくアップデートに着手するありさまなのだそうだ。必要なアップデートを行わずに放置しているソフトが、膨大な数に上ることが分かる。

ソフトを起動すると、まずはオンラインから対応ソフトのリストを取得する

 最近は自動アップデートとサイレントインストール機能を備えたソフトも増えつつある。しかし、これによって逆に非対応ソフトの手動アップデートをめっきり行わなくなった人も多そうだ。あるいは、自動アップデートのつもりが実は対応しておらず、放置したままになっているパターンもあるかもしれない。

 そんな場合に便利なのが、「AppliStation」だ。これはWindowsソフトの一括インストーラとでも呼ぶべきソフトで、Windows PCにインストールしているさまざまなソフトウェアのアップデートをまとめて行えるすぐれものだ。


  画像左は対応ソフトの一覧を表示したメイン画面。サイトによると対応ソフトは400個以上だが、今回試した限りでは537個と表示された。日本語での説明もあり分かりやすい。画像右は画面左上から、PCにインストール済のソフトの一覧に切り替えた様子。いつから使っていないのか記憶にないソフトもある

 仕組みは、ローカルPCにインストールしているソフトとそのバージョンを、オンラインで取得したリストと付き合わせる。そして、アップデートが必要なソフトをリストアップ。実行すると連続して自動インストールを行うというものだ。ダウンロードと解凍のプロセスではウイルスチェックもしており、安全かつ快適にソフトウェアのアップデートが行えるように工夫している。


  「ソフトの更新」を押すと、オンラインから取得したリストを基に、古いバージョンのソフトの一覧、およびバージョンを表示する。必要なソフトにだけチェックを付け、画面下の「インストール」をクリックすると一括アップデート作業を開始する。画像右は自動アップデートを実行した画面。大半はサイレントインストールで手間を掛けずに更新を行うが、ソフトによっては個々にダイアログを表示し、操作が必要になる場合もある

 この他、対応ソフトの一括新規インストールおよびアンインストールにも対応しており、利用価値は高い。特にアップデート機能については、大量のソフトをインストールしている人ほどその恩恵を被るはずなので、Windowsユーザーは忘れずに追加しておくべきソフトだといえるだろう。

今回は9個のソフトのうち1個のみ、既に上位バージョンが存在するとの理由でアップデートに失敗したが、それ以外は問題なくアップデートができた
本日のレシピ
ソフト名 対応OS 作者 利用料
AppliStation Windows 7/Vista/XP/2000 AppliStation 無料

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ