では、本当に褒めるのがうまい人はどうやっているのでしょうか?
やはり、相手をしっかり観察してあげることが基本になります。その人がもし、試験勉強とはまったく関係ない分野のエキスパートだったとしたら、その分野のことを言葉を尽くして褒めてみます。
例えば、鉄道が好きな人なら「今度、九州に行こうと思っているんですよ。電車で移動しようと思っているんですが、何かオススメの電車ってあります? ○○さんならいい路線をいっぱい知っていると思いましたから」なんていう褒め方(持ち上げ方)ができると思います。また、文章が美しい人なら「□□さんからメールがこないかな? って、いつも楽しみにしているんです。言葉の選び方にアートを感じるんですよね」と褒めたりすることもできるでしょう。
学歴や肩書き、勤め先といったネームバリューなどの、表面的な部分を安易に褒めるのはあまりおすすめできません。あなたが見つけた相手の素晴らしいところを、心を込めて褒めてあげる。そうすると「この人は自分のことを理解してくれている」と、その相手はぐっとあなたに惹きつけられるのです。
ただ、褒めるのがあまり上手になると、今度は相手が惹きつけられすぎて困ったことになる場合もあります。Aさんは、あるとき2人の男性から同時に求婚され、1年近くも板挟みになって大変な状態になっていました。褒めるテクも使いすぎには注意……です!
(次回は、「敵を味方に変えていく」について)
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