4月に入り、新生活がスタートした人も多いだろう。本日4月6日に行われたグーグルの定例会では、新生活に役立ちそうなGoogleの新サービスや試験的サービスが紹介された。その中で誠 Biz.ID読者にオススメのサービスをピックアップしてみた。
ビジネスマンは地下鉄から攻略
日本の地下鉄は非常に複雑だ。特に東京など大都市圏の地下鉄はとても入り組んでいて、上京当時、筆者もとても苦労した記憶がある。
4月3日からGoogle マップが、地図や航空写真の上に地下鉄路線図を重ねて表示できるようになった。現在対応する路線図は、以下の日本全国9都市42路線(合計601駅)。
- 札幌市営地下鉄:東豊線、東西線、南北線
- 仙台市営地下鉄:南北線
- 東京メトロ:東西線、丸ノ内線、銀座線、千代田線、南北線、日比谷線、半蔵門線、有楽町線、副都心線
- 都営地下鉄:大江戸線、浅草線、三田線、新宿線
- 横浜市営地下鉄:ブルーライン、グリーンライン
- 名古屋市営地下鉄:桜通線、東山線、名港線、舞鶴線、上飯田線、名城線
- 京都市営地下鉄:東西線、烏丸線
- 大阪市営地下鉄:谷町線、四つ橋線、千日前線、長堀鶴見緑地線、南港ボートタウン線、御堂筋線、堺筋線、今里線、中央線
- 神戸市営地下鉄:西神・山手線、海岸線、三宮線
- 福岡市営地下鉄:空港線、箱崎線、七隈線
路線図が公開されているエリアを表示して、画面右上に「その他」ボタンの「路線図」にチェックを入れる。表示した地図の路線を表示できるほか、駅をクリックすることで、ターミナル駅を通る路線のみを表示する。
新生活になって、地下鉄の乗り換えがよく分からないという人は、ぜひ活用してみてほしい。現在、パリ、サンフランシスコなど世界中の50以上都市でも提供されているので、海外出張時にも活躍しそうだ。
メールの誤送信を防ぐ
「やばい。間違った!」。誤ってメールソフトの「送信」ボタンを押してしまったことはないだろうか? やばいと思っても手遅れなのだ。社会人にとってこの行為は命取り。しかしGmailでは誤送信を“なかったことにする”機能を公開している。
その機能が、3月31日に日本語にも対応したGmail Labsで公開した「送信取り消し機能」。「送信」をクリックしてから数秒以内ならば、メールの送信をキャンセルすることができるというものだ。送信後「取り消し」ユーザーは「5秒以内」「10秒以内」のどちらかから取り消せる制限時間を設定できる。送信して1、2秒で「相手を間違えた!」「内容が足りなかった」ことに気付くことが多いので、たかが10秒といっても非常にありがたい。
このほかにも3つの機能をデモンストレーション。いずれもビジネスに役に立ちそうだ。
オフライン機能
ネット接続がない環境でも、接続しているときと同じようにGmailを利用できる機能。Gears(Windows XP/Vista、Firefox 1.5以降、Internet Explorer 6.0以降に対応)をインストールするとブラウザが再起動する。インターネットに接続していない状態でも、PC内部にキャッシュされているメールの内容、添付ファイルなどが確認できる。メールを編集して送信することも可能で、最後に接続したときに送信される。オフラインのときは取り消し機能は働かず、送信ボックスにあるメールを削除する形となる。
添付忘れチェッカー
ファイルの添付忘れを防ぐ機能。「添付する」という内容をメール本文に書いているのに、添付せずにメールを送ろうとすると「ファイルを添付し忘れているようです」というメッセージが出る。こちらは「送信取り消し機能」とともに、メール送信における不足を補ってくれるだろう。
検索のオートコンプリート(自動補完)
検索ボックスに入力した文字に応じて、検索候補が表示される。また「has photos」などと入力することで、画像などの添付ファイルでメールを検索することも可能。
このほかにもGmail Labsでは、現在40以上の実験的な機能を提供しており、ユーザーからのフィードバック待ちの状態とのこと。この機会にさまざまなサービスを試して、新生活に役立つものを見つけてみてはいかがだろう。
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