――今回のCMに長谷川博己さんを起用した理由はあるのでしょうか?
大型家電は40代前後の女性、いわゆるF2層が購入することが多いので、そのターゲット層に好感度が高いタレントということで、長谷川さんにお願いしました。またアクアは、家電業界では後発ブランドとなるため「まず使ってもらいたい」「一度使えば良さが分かる」という理由でアグレッシブな価格を付けたこともあり、品質に対してコストパフォーマンスの高い会社という印象を持っている人もいると思います。
ですが、当社のもう1つの強みは「他社にはない機能性」です。こういったプレミアムブランドの印象を与えられるタレントさんという意味でも、長谷川さんを起用しています。
家電メーカーの究極のゴールは、指名買いをしてもらうことにあると考えています。冷蔵庫、洗濯機などを買いに家電量販店へ行く場合であれば、事前に「アクアを買おう」と思ってもらいたい。
お客様に指名買いしてもらうためには、メーカーや商品に強烈な印象を持ってもらうことに加え、お客様とのコミュニケーションが必要になります。その実現という意味でもタレントさんは重要だと感じています。
CMがあれば、例えば家電量販店へ行ったついでに「そういえば、長谷川さんが出ているCMの冷蔵庫ってどれだろう?」と実物を見てもらえる可能性もあります。また冷蔵庫や洗濯機といった大型家電は長く利用するものなので、多くのお客様が購入前リサーチを行っています。このリサーチの時点で、アクアの商品が候補に入れるようになりたいと考えています。
――今回のCMでは、アクア製品の中でも尖った製品が並んでいますね。
先程お伝えしたように、アクアはこれまで「高い品質でローコスト」の商品を多数発売し、店頭もその地位を確立してきました。ですので今回のCMは次のステップとして、それとは反対のフラッグシップ製品で、他社にはない機能を持ったハイエンドモデルを取り上げています。
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