カシオ計算機は3月9日、コンパクトデジタルカメラ“HIGH SPEED EXILIM”「EX-FH100」を4月9日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は4万5000円前後。
広角24ミリからの10倍ズームレンズを小型ボディに搭載した、HIGH SPEED EXILIMシリーズの新製品。カードタイプのHIGH SPEED EXILIMはこれまで「EX-FS10/FS10S」「EX-FC100」「EX-FC150」の3製品が用意されているが、光学ズームは3倍もしくは5倍となっており、カード型ボディに高倍率ズームレンズを搭載した製品として位置づけられる。
ボディサイズは105(幅)×63.2(高さ)×29.9(奥行き)で、35ミリ換算24〜240ミリの10倍ズームレンズを搭載する。4倍のデジタルズームも備えており、併用することで40倍、画像サイズが小さくなるもののさらに拡大が行えるHDズームでは57倍までの望遠撮影が可能だ。
HIGH SPEED EXILIMの名前通り、40枚/秒の高速連写(30枚まで)が可能なほか、最大1280×720ピクセルのハイビジョン動画撮影機能、1000/420/240/120fpsの高速動画撮影機能を有している。動画については通常撮影(30fps)時からボタンひとつで高速動画へ切り替えられるモードを備えている。動画撮影用のボタンが背面に用意されており、気軽に動画撮影が行える。
撮像素子は1/2.3型 有効1010万画素の裏面照射型CMOSセンサーで、既存製品に比べて感度を約2倍に高めたことで低ノイズを実現した。CCDシフト式の手ブレ補正機能も搭載している。
シーンモード「ベストショット」には、1回の撮影で連写した画像をカメラ内で合成することで夜景撮影時のブレを抑制する「HD夜景と人物」、露出を変化させた3枚の写真を連写して合成することで白トビや黒ツブレを抑制するダイナミックレンジの広い画像とする「HD逆光」、動きの速い被写体の決定的な瞬間を抑えるのに最適な「高速連写ベストショット」など、高速連写機能をいかしたモードも用意されている。
背面液晶のサイズは3型(23万画素)。HDMIも用意されており撮影した画像や映像をテレビなどで楽しむこともできる。
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