キヤノンは2月7日、防水などのタフネス性能を備えたコンパクトデジタルカメラ「PowerShot D20」を5月中旬より販売開始すると発表した。価格はオープンで、同社オンラインショップでの価格は3万4980円。
2009年2月に発表された「PowerShot D10」の後継となるタフネスモデルで、10メートルの水中でも利用できる防水性能(IPX8級)と1.5メートルの高さから落としても破損しない対衝撃性能(MIL STANDARD 810F Method 516.5 Selecting Procedure IV)、マイナス10度でも動作する耐寒性能と、撮影場所を地図上で確認できるGPSを搭載する。
ツートンカラーの配色はD10から共通するが、外装のデザインはD10の丸みを帯びたものからよりスクエアなものに変更となり、レンズはD10の35ミリ換算35〜105ミリ相当光学3倍ズームレンズから、同28〜140ミリ相当の光学5倍ズームレンズへと強化された。手ブレ補正は6種類の補正を被写体や状況に応じてカメラが自動選択する「マルチシーンIS」を搭載する。
撮像素子は1/2.3型 有効1210万画素の裏面照射型CMOSセンサーで、画像処理エンジンには「DiGiC 4」を組み合わせる。高感度センサーと高速な画像処理エンジンを組み合わせたダイナミックレンジ拡大/低ノイズシステム「HS SYSTEM」を備えるほか、カメラが状況に応じて最適な撮影シーンを自動設定する「こだわりオート」は32のシーンを識別する。 最大1920×1080ピクセル(保存形式は.MOV)のフルハイビジョン動画撮影機能も備える。
本体サイズは112.3(幅)×70.8(高さ)×28(奥行き)ミリ、228グラム(バッテリー、メモリカード含む)。別売オプションとして、ソフトケースとシリコンジャケット、フロート、カラビナストラップ、ショルダーストラップをセットしたアクセサリーキット「AKT-DC2」(1万500円)や40メートル防水ケース「WP-DC45」(2万6250円)などが用意される。
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