前述の通り、MENU内のSETUPからカメラの各種設定にアクセスできるが、標準では設定できる項目は多くない。最近のPENやOM-Dでは隠しメニューがあり、「セットアップメニュー」を「カスタムメニュー」に変更することで、設定項目を増やすことができる。これは初心者から設定を隠しつつ、上級者では詳細なカスタマイズができるという点でとてもいい。
設定できる項目は多岐にわたるが、カスタマイズという点では「ボタン機能」や「ダイヤル機能」、「ダイヤルロック」あたりの設定はそれぞれ設定しておくと良さそうである。
機能割り当てについては、「LIVE GUIDE」ボタンや「ムービー」ボタン、十字キー左と下といった場所の割り当てを変更できる。普段ライブガイドを使わないなら、LIVE GUIDEボタンにホワイトバランスやISO感度、HDRブラケット、マイセット撮影などを割り当てることができる。ライブガイドは、iAUTO時はOKボタンや画面タッチから呼び出せるので、カスタマイズしても問題はない。動画はビデオカメラを使う、動画は撮らない、という人であれば、ムービーボタンは一等地にあるボタンなので、よく使う機能を割り当てるといいだろう。
そのほか、フルHD動画撮影、秒間約8コマの連写、瞳検出AF、ライブバルブ撮影、ライブタイム撮影、カメラ内RAW編集など、機能は充実している。
PEN miniはコンパクトデジカメのように使えることを目指したミラーレスカメラで、E-PM2ではタッチパネルをサポートしたことで、ストライプスクリーンのUIがさらに生きて使いやすさが向上した。基本スペックも「OM-D」並みの高画質や高速AFを実現しており、カメラの基本機能も上位機種に引けを取らない。特にコンパクトさやできるだけ簡単な操作を求めている場合は、有力な選択肢となるだろう。
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