デジカメプラスにて、1週間に読まれた記事のアクセス数をランキングする週間トップ10。今回は2012年10月8日から14日までを集計しています。
今回の1位はニコン「D600」の長期試用リポート第1回でした(長期試用リポート:ニコン「D600」第1回――D7000ユーザーがD600でフルサイズに挑戦)。今秋のカメラトピックのひとつである「ステップアップ層向けフルサイズ機」の先陣を切って市場に登場したモデルだけに、注目度は高いようです。
今回の記事ではステップアップ層向けのミドルレンジ製品というキャラクターを意識し、「D4」や「D800」といった既存のフルサイズ機との比較ではなく、次回以降も「D7000ユーザー(DXフォーマット機ユーザー)が狙うべきかどうか?」を話題の中心として掲載していきます。なお、ステップアップやFX/DXのフォーマット違いという話は抜きとした製品レビューも現在掲載準備中ですので、こちらもしばしお待ちください。
ランキング2位となったのは、ちょうど先週末に販売開始となったオリンパスのマイクロフォーサーズ最新製品「OLYMPUS PEN Lite E-PL5」と、10月下旬販売開始予定の同じくマイクロフォーサーズ規格の新製品「OLYMPUS PEN Mini E-PM2」のフォトレビューでした(写真で見比べる「E-PL5」「E-PM2」)。レンズ交換式カメラという共通点こそありながら、D600のようなフルサイズ機とはセンサーサイズからして対極に位置するマイクロフォーサーズ機ですが、「E-PL5」「E-PM2」はいずれも小さいながら“PENシリーズ”としての質感を備えており、物欲をソソる作りとなっています。
「E-PL5」と「E-PM2」は同じマイクロフォーサーズ規格に準拠し、撮像素子や画像処理エンジンといったコアコンポーネントのスペックはほぼ同等です。デザインも両モデルともE-P3の流れをくむものとなり差は小さくなりましたが、操作感には純然たる違いがあります。撮影モードダイヤルを有しておりマニュアル撮影にも適するE-PL5に対し、E-PM2はタッチパネル中心のUIを備えており、フルオート指向が強く、初めてレンズ交換式を手にする人もストレスなく利用できる製品となっています。
10月も中旬にさしかかることで各社の年末向け新製品の概要もほぼ判明し、ランキングも新製品の話題でにぎやかになっています。レンズ交換式だけを取り上げても前述のD600やE-PL5、E-PM2をはじめ、富士フイルムの「FUJIFILM X-E1」、キヤノン「EOS M」などが注目されています。注目機種といえば、ソニー「NEX-5R」「NEX-6」は海外にて先行発表され、国内でも年内発売だけは明らかにされていますが(フルサイズで攻勢をかけるソニー、「NEX-5R」「NEX-6」も年内に)、国内向け製品の発売時期や詳細、それに実売想定価格は明らかにされていません。アナウンス自体からほぼ1カ月たちながら、記事がアクセスランキングに顔を出すあたり、両製品への関心度の高さが伺えます。
「NEX-5N」が既に国内向けの生産を終了しており、「NEX-5R」「NEX-6」の国内市場投入も間近と見て間違いないと思われますが、詳細と価格は気になるところです。
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