デジタル一眼ランキングの上位3モデルは前回と変わらず、ニコン「D5100 ダブルズームキット」、ニコン「D3100 200MM ダブルズームキット」、キヤノン「EOS Kiss X5 ダブルズームキット」の3モデルがランクイン。ただ、ニコン「D7000 18-200 VR2 レンズキット」やオリンパス「E-PL5 ダブルズームキット」などのランクインもあり、活況を呈している様子だ。
今回のランキングでの注目は、やはりニコン「D7000」の再ランクインだろう。登場から2年が経過したモデルながら、手ごろな価格で投入されたフルサイズ(FXフォーマット)機「D600」の登場もあり、同社APS-C機(DXフォーマット)のトップモデルとして注目されているようだ。また、登場から時間が経過したおかげでクラストップモデルながら今回ランクインしている18-200 VR2 レンズキットで実売10〜12万円程度(ちなみに製品発表時の18-200レンズキットの実売想定価格は23万円前後なのでほぼ半値)と値ごろ感があることも人気の要因といえそうだ。
ニコンのデジタル一眼レフは今年、怒とうとも表現できる新製品ラッシュを見せており、フルサイズ機では「D4」「D800/800E」「D600」、ASP-C機では「D3200」「D5200」とほぼフルラインアップチェンジともいえる勢いだ。そのなかでは唯一、7000番台だけが今年に刷新されていない。発売が2010年10月なので、来年あたりには後継機種が登場する可能性はあるが、それでもクラストップモデルとして登場しただけに基本性能は高い。人気もうなずけるところである。
・「D600は手軽なFXカメラ」――ニコンに聞く「フルサイズ」(前編)
・D600かD7000か――ニコンに聞く「フルサイズ」(後編)
一方でコンパクトデジカメランキングは、前回同様にトップ10入りモデルの顔ぶれに変化が見られれず、年末に向かっては小さな変動だけとなりそうである。変動を迎えるのは、1月末から開始される「CP+」にて合わせて発表された新製品が市場に姿を現す2月中旬以降になるだろう。
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