ニコンが10月10日より販売開始する「Nikon 1 AW1」はレンズ交換式デジタルカメラで世界初(同社)という、防水・耐衝撃性能を備えた製品だ。
防水についてはIPX8(水深15メートルで60分以内の撮影が可能)、耐衝撃については2メートルの高さから落下に耐える(MIL-STD 810F Method 516.5-Shock準拠の同社試験をクリア)。加えてマイナス10度での利用に耐える耐寒性能も備えており、付属するズームレンズ「1 NIKKOR AW 11-27.5mm f/3.5-5.6」ならびに、別売の単焦点レンズ「1 NIKKOR AW 10mm f/2.8」も同様のタフネス性能備えている。
本体サイズは約113.3(幅)×71.5(高さ)×37.5(奥行き)ミリ、約356グラム(バッテリーおよびSDメモリカード含む)。既存「Nikon 1 J3」より三寸がいずれも約1センチ大きくなっており、もとのNikon 1シリーズが小柄なだけに、本製品を手にするとデザインはシンプルながらも大柄に感じた。
バッテリーボックスとHDMI/USB端子へのアクセス部にももちろん防水に配慮したロックが設けられている。ロックは2段階になっており、いずれも開閉可能な状態ではスライド部分に黄色の帯が見えるようになっており、一見しただけでロックされているかを確認できる。
キットレンズ「1 NIKKOR AW 11-27.5mm f/3.5-5.6」もボディと同様のタフネス性能を備えているため、1 NIKKORの標準ズームレンズとしてはやや太め。レンズマウントには防水に配慮した「ニコン1防水マウント」を採用する。既存「1 NIKKORレンズ」はもちろんのこと、マウントアダプター「FT1」を介してNIKKORレンズを装着することもできるが、ボディとレンズを装着した状態で水などが侵入しないよう、マウント外側にOリングが設けられている。
背面グリップの隣にに用意された「アクションボタン」を押しながらカメラを傾けると撮影モードの変更や再生時の画像送りなどを行えるほか、意図しないボタン操作を防ぐためのボタンロック機能など、アウトドア撮影の利便性を高める機能も備えている。ポップアップ式(手動)のストロボ、GPSも搭載している。
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