PRS-T3S――ソニー電子書籍端末ショーケース

古今東西の電子書籍端末をショーケース風に紹介する「電子書籍端末ショーケース」。ここでは、ソニーの電子書籍端末「Reader」の第4世代に当たる「PRS-T3S」を取り上げる。

» 2013年10月30日 15時00分 公開
[山口真弘,eBook USER]

製品概要

 16階調モノクロの6インチE Ink電子ペーパーを採用した、ソニーの電子書籍端末「Reader」の第4世代に相当するモデル。薄型かつ軽量という特徴はそのままに、従来の600×800ドットから768x1024ドットへと高解像度化を果たしたほか、独自技術により白黒反転をほぼ皆無に抑えたE Ink電子ペーパーを採用する。

 背面のパネルを交換することにより、本体一体型のカバーを装着できることも大きな特徴。カバーの開閉と連動し、本体のスリープモードをオンオフするギミックも備える。他社で一般的になりつつあるフロントライトは内蔵しないが、ライト付きの背面カバーを装着することで、暗所での読書が可能になる。この場合、ライトの電源は本体から供給される。

 通信機能はWi-Fiのみ。同社のReader Storeのほか、紀伊國屋書店の「紀伊國屋書店BookWeb」にも対応する。従来モデルと同様、EvernoteおよびFacebookとの連携機能も搭載する。本体色はブラック、レッド、ホワイトの3種類。なお、従来までのモデルに付属していたタッチペンは廃止されている。

スペックで見る「PRS-T3S」

メーカー ソニー
国内発売時期 2013年10月
発売時価格 9980円
専用/汎用 専用
OS 独自
OSバージョン 1.0.00.07030
サイズ(※最厚部) 107(幅)×160.5(奥行き)×9.5(高さ)ミリ
重量 約160グラム
解像度 758×1024ドット
ディスプレイ 電子ペーパー(E Ink)
カラー/白黒 モノクロ16階調
画面サイズ 6インチ
通信方式 802.11 b/g/n
Bluetooth なし
内蔵ストレージ 約2Gバイト(使用可能領域:約1.2Gバイト)
メモリカードスロット microSD
バッテリー持続時間(メーカー公称値) 約3万ページ、最長2カ月(無線オフ時)、最長1.5カ月(無線オン時)
タッチ操作 対応
対応フォーマット XMDF(mnh/zbf).book、EPUB、PDF、TXT、JPEG、GIF、PNG、BMP
コネクタ USB(microB)
電子書籍ストア Reader Store、紀伊國屋書店BookWeb
その他 -
最終更新日:2013年10月29日

写真で見る「PRS-T3S」

右60度傾斜外観 ホワイトのほかブラック、レッドの3色をラインアップする
本体を持った写真 重量は約160グラムと軽い。専用カバーを装着しても約200グラムに収まる
CDとの比較 従来モデルに比べて天地が削られ、コンパクトになった

単体正面 画面サイズは6インチ。下部に並ぶ5つのボタンは従来モデルを踏襲。ライト機能は内蔵しておらず外付けとなる
左側面 左側面。特にボタン類はない
右側面 右側面。特にボタン類はない

上面 上面。特にボタン類はない
底面 底面。リセットボタン、microUSBコネクタ、リセット用の穴、電源ボタンを備える
裏面 裏面。パネルを外して本体一体型の専用ブックカバーを装着することも可能

従来モデルでは本体側面にあったmicroSDスロットは背面のパネルを外した内側に移動した。向かって右側の中央に見える2つの丸い部分はライト付きカバーの装着時に本体から電源を供給するための接点
メイン画面 ホーム画面。上段には直近に閲覧したコンテンツ、中段には最近追加された書籍、下段には書籍やストアにアクセスするためのボタンが並ぶ。右上のアイコンをタップすることで直近に閲覧したコンテンツの表示を最大4件まで増やせる
コンテンツ表示画面 コンテンツの一覧。リスト表示も可能なほか、日付順、タイトル順、著者名などでソートが可能。紀伊國屋書店BookWebから購入したコンテンツも同列に扱える
コンテンツを表示したところ。ページめくりは画面のフリックか、もしくは下部のボタンで行う

メイン画面 Reader Storeに直接アクセスし、コンテンツを購入できる
紀伊國屋書店BookWebからもコンテンツの直接購入が可能。ショッピングサイトはブラウザ上で表示される
従来モデルと同様、EvernoteおよびFacebookとの連携機能を備える。定期購読のためのメニューは削除されている

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