GUI全盛の時代にあっても、コマンドラインが利用できれば便利な場面が多いのも事実だ。本連載では、スーパーユーザーを目指すあなたのためにWindowsのコマンドラインを1つずつ解説していく。今回はreplaceだ。
replaceコマンドは、2つのフォルダを比較し、異なったファイルを更新するコマンドだ。また、更新するだけではなく、更新先にしか存在しないファイルをコピーするといったこともできる。
オプション | 使用例 | 詳細 |
---|---|---|
更新元 更新先 | replace c:\folder1 c:\folder2 | 更新先に存在するファイルを更新元のファイルをコピーし更新する |
更新元 更新先 /u | replace c:\folder1 c:\folder2 /u | 更新先のフォルダを最新のファイルで更新し、更新元のファイルが更新先よりも古い場合は更新しない。使用例では、c:\folder2にあるファイルよりも新しいファイルのみをc:\folder1からコピーし更新する |
更新元 更新先 /s | replace c:\folder1 c:\folder2 /s | サブフォルダも含めて更新する |
更新元 更新先 /a | replace c:\folder1 c:\folder2 /a | 更新先に存在しないファイルのみ更新元から更新先にコピーする。ほかのオプションと違い「コピー」するという点に注意。使用例では、c:\folder2に存在しないファイルをc:\folder1からコピーする |
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