Salesforce、クラウドサービス「Force.com Sites」スタート100ユーザーまで無料のPaaS

企業は「Force.com Sites」を利用してWebサイトをForce.com上で運用したり、Force.comで構築したWebアプリをほかのサイトで公開したりできる。

» 2009年06月15日 17時29分 公開
[ITmedia]

 米Salesforce.comは6月14日、同社のクラウド上でWebサイトやアプリケーションを構築、運用できるPaaS(サービスとしてのプラットフォーム)「Force.com Sites」を公開した。同社はこのサービスを2008年11月に発表し、StarbucksやDellなど一部の顧客に開発者向け評価版を提供してきた。

dell Force.com Sitesで構築されたDellの「IdeaStorm」サイト

 企業はForce.com Sitesを利用することで、Force.comプラットフォーム上で動作するWebサイトやアプリケーションを作成できる。「Visualforce」機能により、アプリケーションや端末によって自由にユーザーインタフェースを切り替えることができる。構築したサイトのURLは、Force.com上のユニークなドメインか自社のドメインを利用できる。

forcecom

 一般公開に当たり、無料版が追加された。機能は有料版と同等で、ユーザー数が100人まで、1ユーザー当たりのアプリが1つ、オンラインストレージの容量が1Gバイトまでなどの制限が付く。無料版で構築したWebアプリケーションは、必要に応じて有料版にアップグレードできる。

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