いずれにしても、人間に感染するウイルスだって、PCに感染するウイルスだって、危険であることには違いがない。社内だけでなく、お客様や、協力会社の方々にまで、迷惑をかけてしまう。もちろん、ひとたび社内に発生すれば、てんやわんやの事態になるのは間違いない。できればどちらも発生しないで欲しいもの……。
とにかく、こと「ウイルス」と名の付くものに対しては、冷静沈着に、できるだけ早く正しい情報を集めて、いかに対応するか、ということを考え、実践しなければならない。発生してからでは遅いのよね。何でもプロアクティブに対応しなきゃ(最近のわたしは、プロアクティブという言葉が気に入っているのだ)。感染を予防するために、いつまでに、何をどの程度やるか、ということを考えなきゃ。さらには、万一感染した場合の対処法ももう一度チェックしておこう。
今さらながらに、感染能力を持つプログラムを「ウイルス」と名付けた人の命名センスって、スゴイと思うわたし……。
そういえば、ここしばらく、大騒ぎするようなコンピュータウイルスは登場していないな、と考えていたら、実際にはそんなことはない。新種のウイルスは日々業界を賑わせている。ただ、それが日常になってしまったことと、昨今の「本物のウイルス騒ぎ」のせいとで、影が薄くなってしまい、あまりマスコミに登場しなくなっただけなのだ。毎週、飽きもせず、PCウイルスは新しいものが登場している。でもこっちは、自然界のウイルスと違って、ワザと作っている人がいるわけで、もしかしたら自然界のウイルスよりも悪質かもしれない。同じ言葉、「新型ウイルス」と呼ばれているけれど、扱いはまったく違う(当たり前なんだけどね)。彼らは何の目的があって、ウイルスを作るのだろう? もし、騒がせることが目的なのだとしたら、最近は「もう少し騒いでよお!」と、イジけているかもしれない。
ん? もしかしたらウイルスの作者は、もっと騒いで欲しくて、また強烈なウイルスを開発するかもしれない。これはウカウカしてはいられませんよ。皆さんもくれぐれも、ご注意を。
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