AppleのApp Storeがけん引するモバイルアプリ市場は今後も拡大し、2012年には年間ダウンロード数は500億本に、売上高は175億ドルになるという予測が発表された。
世界のモバイルアプリ市場は、2009年の41億ドルから2012年には175億ドル規模に拡大する――。米コンサルティング企業Chetan Sharmaは3月17日、モバイルアプリ市場に関するホワイトペーパー(PDF)を発表した。同文書は、世界2位のアプリストアである米Getjarの委託を受け、20社以上の通信キャリアやメーカーのデータに基づく独自の分析によって作成された。
世界の携帯電話加入者数は2010年末に50億人になると予測しており、そのうち27%以上がモバイルアプリを利用するという。アプリの年間ダウンロード数は、2009年の70億本から2012年には500億本に拡大するとしている。この急成長の要因の1つとして、スマートフォンではない一般の携帯電話ユーザーによるアプリ利用が増えることを挙げている。
現在は、15万本のアプリが登録されている米AppleのApp Storeが市場を支配しており、GoogleのAndroid Marketも急成長しているが、こうしたスマートフォンの携帯電話市場に占める割合はわずか10%であり、今後アジアなどで増大する携帯電話ユーザーに向けたアプリストアの成長に注目する必要があるとChetan Sharmaは見ている。
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