Google、次世代Android「Honeycomb」SDKのプレビュー版をリリース

Googleが「Android 3.0(コードネーム:Honeycomb)」のプレビューSDKをリリースした。同プラットフォームはタブレットなど大画面端末に最適化しているというが、スマートフォンにも搭載できるかどうかは明記していない。

» 2011年01月27日 08時32分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Googleは1月26日(現地時間)、次世代スマートフォンOS「Android 3.0(コードネーム:Honeycomb)」のプレビューSDK(ソフトウェア開発キット)をリリースしたと発表した。Android開発者向けのページで公開している。

 Android 3.0は、タブレットなど大画面の端末のために土台から設計し直したプラットフォームとなっており、“ホログラフィックな”ユーザーインタフェース(UI)が特徴という(UIについては、特徴を紹介したビデオが公開されている)。

 Android 3.0には、「開発者がタブレットや同等の端末向けのすばらしいアプリケーションを構築するために必要なツールや機能を搭載しており、既存のアプリを旧プラットフォームとの互換性を保ちつつ新しいUIに対応させるための柔軟性を持たせている」とGoogleは説明する。

 プレビューSDKのリリースは、開発者が既存のアプリをタブレットに対応させるテストを開始し、新しいUIに慣れてもらうことが目的だという。同SDKには新しいUIのフレームワークのほか、新しいアニメーションフレームワーク、シングル/マルチコアプロセッサへの対応、Bluetooth API、エンタープライズ向けの管理者ポリシーツール、Eclipse向けADK(Android Development Tools)などが含まれる。

 なお、同SDKで作成したアプリはAndroid Marketで提供することはできない。SDKの最終版は向こう数週間以内にリリースするとしている。

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