分析システムの高度化を目指し、ネティーザのDWHアプライアンス「IBM Netezza Skimmer」と、SAPのBIソフトウェア「SAP Business Objects」をアクティオが採用した。
建機レンタル大手のアクティオは、販売や売り上げなどの分析を強化するためにDWH(データウェアハウス)システムを刷新、2011年5月から稼働を開始している。システムを提供した日本ネティーザと伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)が6月2日に発表した。
アクティオが導入したのはDWHアプライアンス「IBM Netezza Skimmer」と、SAPのBIソフトウェア「SAP Business Objects」。既存システムでは過去1年分しか持てなかった取引データを3年分取り込めるようになったことで経年での財務分析が可能になったほか、データの抽出および処理時間、クエリ実行時間が大幅に短縮した。その結果、従来と比べて3分の1のコスト削減を実現した。
アクティオでは月間約6000万件の取引データが発生しており、既存の分析システムではサーバの高負荷やバッチ時間の長時間化など運用面に課題があった。
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