IDCは、2015年にはWindows Phone 7がスマートフォン市場でiOSを抜いてAndroidに次ぐ2位になると予測する。
スマートフォン市場は2011年に前年比で55%成長し、2015年には世界での出荷台数が9億8200万台になる――。米調査会社IDCは6月9日(現地時間)、このような予測を発表した。
同社は、現在急拡大中のスマートフォン市場が、端末価格の低下や機能の高度化、低価格のデータプランの登場などにより、より高速に拡大するとみている。
OS別では、米GoogleのAndroidが2011年下半期には40%以上のシェアを獲得すると予測。米MicrosoftのWindows Phone 7については、次期アップデートMango(コードネーム)まではシェア拡大は見込めないが、フィンランドのNokiaがWindows Phone 7端末をリリースすることで、2015年には20%以上のシェアを占め、Androidに次ぐ2位になると予測する。つまり、現在2位のSymbianと3位のiOSを抜くとみている。
米AppleのiOS端末は、2015年まで3位の座を保ち、Nokiaが新規販売を中止したSymbianは2015年にはシェアが0.1%にまで落ちるという。
OS名 | 2011年のシェア(%) | 2015年のシェア(%) | 台数の複合年間成長率(%) |
---|---|---|---|
Android | 38.9 | 43.8 | 23.7 |
Symbian | 20.6 | 0.1 | -68.8 |
iOS | 18.2 | 16.9 | 17.9 |
BlackBerry | 14.2 | 13.4 | 18.3 |
Windows Phone 7/Windows Mobile | 3.8 | 20.3 | 82.3 |
その他 | 4.3 | 5.5 | 27.6 |
全体 | 100.0 | 100.0 | 20.1 |
(資料:IDC Worldwide Quarterly Mobile Phone Tracker) |
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