俺の理解するところによると、ただずーっと椅子に座ってなにもしないんだ
イヤー!! ウォーリーが陪審員の裁判で裁かれたくな〜い! 彼のことだから仕事を正当に休むために、あえて評議で反対意見ばかり言って裁判を長引かせそう……!
“Jury duty”とはアメリカの陪審員制度において、一般市民が陪審員として選ばれた際、裁判に参加する義務のことを言います。日本でも最近では裁判員制度で裁判に呼び出されることがありますが、日本と違いアメリカでは、よほど特別な理由がない限り、いったん選ばれると法的には断れませんし、ウソをついて逃れようとしたり、呼び出しを無視すると厳罰が課せられます。
なお、8コマ目の“to serve justice”は「正義のための務めを果たす」ことですが、似た表現に“justice has been served”があります。こちらは「正義が果たされた」、つまり「当然の報い」という意味で使います。また“bring him to justice”というと「法に照らして人を裁く」「人を裁判にかける」「処罰する」という意味になります。それぞれ微妙に違うので使い方を間違わないように気を付けてください。
職場のバトルファイターたち! 「ディルバート」連載一覧はこちらから
登場人物紹介:ディルバート [Dilbert]
主人公のディルバートは独身エンジニアです。作者のスコット・アダムス氏がこのマンガシリーズを最初に紹介した文章では、「30歳くらいで、カリフォルニア北部のとあるハイテク企業に勤務している」となっています。
登場人物紹介:ボス [Pointed-haired Boss]
頭髪がとんがっていることから“pointed-haired boss”と呼ばれるボス。上司の悪いところを全部兼ね備えたすごい人です。公式解説によると、「生まれつき意地悪であざといわけではなく、努力してそうなった」とのこと。
登場人物紹介:ウォーリー [Wally]
ウォーリーはディルバート同じ部署で働くエンジニア。ディルバートと同じように、自分も昇進できないことはよく分かっていて、そのせいか会社への忠誠心はゼロ。仕事をできるだけサボることをいつも楽しみにしています。
登場人物紹介:ドッグバート [Dogbert]
ドッグバートはディルバートと同居している犬です。子犬の頃、収容所にいたところをディルバートに拾われたのです。ディルバートのぐちを聞いていることはありますが、大して恩義を感じているような素振りはありませんし、飼い主だとも思っていません。
登場人物紹介:アリス [Alice]
アリスは部署で唯一の女性エンジニア。作者のスコット・アダムス氏によると、パシフィックベル時代にアリスと同じようなヘアスタイルの女性の同僚がいて、その人がモデルになっているそうです。
登場人物紹介:アシュック [Asok]
アシュックはインターン。つまり学生なのですが、インターンシップでこの会社に勤めています。アショックは頭のいい好青年ですが、企業の現実や社内政治のことがまったく分かっていないため、からかわれたり、損をしたりしています。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.