“less is more”は、余計なものをそぎ落とし、大切なものに集中することでより豊かな生活を送れるという、最近はやりの断捨離の思想を表す言葉として使う表現です。元は詩人ロバート・ブラウニングの“Andrea der Sarto”(無欠点の画家)という詩の一節ですが、のちに建築家ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエが自らのシンプルなデザインスタイルを指す標語として使ったことがきっかけで一般に広まったようです。
“devil's advocate”は、直訳すると「悪魔の代弁者」で、わざと反対意見を述べることで議論を引き起こし、多数意見の正当性を確認する人、またはその行為のことをいいます。日常会話では単なるあまのじゃくを指すときにも使います。“Let me play devil's advocate here.”(あえてここで異論を言わせてください)などといいます。