「例え話」の意味が分からない人ディルバート(517)

やたらと例え話をするけど、意味が分からなくて、聞いた方が反応に困る……。皆さんの職場にもそんな人はいませんか?

» 2017年09月07日 11時30分 公開

業者の見積もりが全部そろったら、一番いいところを選びます


素晴らしい。つまり、われわれに連続殺人鬼のようになれ、と


えっと……はぁ?


連続殺人鬼も被害者を選ぶ


この危うさが分からないのかい? 君、実は殺人を勧めているんだよ


それは、今まで聞いた中で最もくだらなくて役に立たない例えだ


それよりひどい例は、どんなに努力しても思い付かないだろう


ヒットラーはポーランドを侵略するときにそんなことを言ってたぞ

いい指摘だ


  


 皆さんの職場にもいませんか? やたらと例え話をするけど、それが全く意味の分からない例で、聞いた方が反応に苦慮すること。あのとっぴな発想をもっと有益なことに使ってほしいものです。

 “warning flag”は、文字通り「警告を示す旗」のことで、日常会話で注意を促すときに“raise a warning flag”とか“raise a red flag”と言います。

 他にも“flag”を使った表現はいろいろあり、例えば“show the flag”は、自国の要求・利益を主張することから日常会話で「自分の主張を明確にすること」、似た表現で“fly the flag”と言えば「戦い続ける」「信念を貫く」ことを意味します。

 また“raise the white flag”と言ったら「白旗を上げる」「降参する」こと。同じく「降参」を意味する表現に“strike the flag”があり、こちらは「船の指揮から手を引く、司令の職を辞める」ことからきています。ディルバートも、ここは理解不能な同僚と上司を前に“raise the white flag”といったところではないでしょうか。

[翻訳・解説:Yvonne Chang]


photo 職場のバトルファイターたち! 「ディルバート」連載一覧はこちらから

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ