フォローアップがなかったので、必要ないと推察しましたが
フォローアップなんか必要ないだろう。「今日までにスペックを」と頼んだら、君はやっておくと言ったじゃないか
はい、でもそれから改めて頼みに来なかったじゃないですか
君に同じことをもう一度頼む必要があったって言うのかい?
明らかにそうですよ。だって一度じゃダメだったんですから
人に仕事の指示を出す難しさは痛感していますが、ここまで意思疎通ができなくなると、どうしたらいいのかお手上げです。誰かフォローアップしてくれ……。
最近は、ビジネスの現場でもよく「フォローアップする」という言い方をするかと思いますが、あえて日本語で言おうとすると、ピタリとくる表現がなかなか見つからないのではないかと思います。そもそもの意味は、すでに始めたことや習ったことを強化したり確認したりするために、「一定時間過ぎたときに、いま一度行うこと」をいいます。また、何かが着実に行われているかどうかを確認する「追跡調査」の意味合いで使うこともあるようです。
例えば、“follow up on a lead”というと「手掛かりをたどる」、“follow up with a phone call”というと「電話で確認する」、“follow up the scent”といえば、猟犬などが「嗅いで追跡する」、“organize a follow up seminar”と言えば、以前行った研修に対して内容の確認や導入状況を見るための「フォローアップセミナーを主催する」、などと、使い方もさまざまです。
職場のバトルファイターたち! 「ディルバート」連載一覧はこちらから
登場人物紹介:ディルバート [Dilbert]
主人公のディルバートは独身エンジニアです。作者のスコット・アダムス氏がこのマンガシリーズを最初に紹介した文章では、「30歳くらいで、カリフォルニア北部のとあるハイテク企業に勤務している」となっています。
登場人物紹介:ボス [Pointed-haired Boss]
頭髪がとんがっていることから“pointed-haired boss”と呼ばれるボス。上司の悪いところを全部兼ね備えたすごい人です。公式解説によると、「生まれつき意地悪であざといわけではなく、努力してそうなった」とのこと。
登場人物紹介:ウォーリー [Wally]
ウォーリーはディルバート同じ部署で働くエンジニア。ディルバートと同じように、自分も昇進できないことはよく分かっていて、そのせいか会社への忠誠心はゼロ。仕事をできるだけサボることをいつも楽しみにしています。
登場人物紹介:ドッグバート [Dogbert]
ドッグバートはディルバートと同居している犬です。子犬の頃、収容所にいたところをディルバートに拾われたのです。ディルバートのぐちを聞いていることはありますが、大して恩義を感じているような素振りはありませんし、飼い主だとも思っていません。
登場人物紹介:アリス [Alice]
アリスは部署で唯一の女性エンジニア。作者のスコット・アダムス氏によると、パシフィックベル時代にアリスと同じようなヘアスタイルの女性の同僚がいて、その人がモデルになっているそうです。
登場人物紹介:アシュック [Asok]
アシュックはインターン。つまり学生なのですが、インターンシップでこの会社に勤めています。アショックは頭のいい好青年ですが、企業の現実や社内政治のことがまったく分かっていないため、からかわれたり、損をしたりしています。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.